表面分光による液体金属表面の電子状態解明と化学反応探索
【研究分野】薄膜・表面界面物性
【研究キーワード】
液体金属 / 表面 / 清浄表面 / 光電子分光 / 酸化 / 表面清浄化 / 酸化膜 / 放射光 / 界面 / 電子状態 / 赤外吸収分光 / 振動分光 / 化学反応
【研究成果の概要】
液体金属表面の光電子分光測定用にサンプルホルダーを試作した。液体金属試料として、無害で蒸気圧が低いGaInを選んだ。まず、大気中から真空チェンバーに導入したそのままの状態のXPS測定を行なった。その結果、表面は数層にわたりGa酸化物で覆われていることがわかった。次に、液体金属の表面を清浄化するために、液体窒素で冷却しGaInを固化してArイオン・スパッタリングを行なった。表面のGa酸化物はほぼ無くなり、液体GaIn清浄表面のXPSスペクトルが得られた。液体GaIn清浄表面に酸素を室温で導入しXPS測定を行なった。1111 Lまで酸素曝露後、Gaの酸化が段階的に進行することがわかった。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
吉本 真也 | 東京大学 | 物性研究所 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【配分額】3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)