特殊環状ペプチドライブラリとヒト培養細胞株を用いた細胞表面分子標的医薬の探索
【研究分野】ケミカルバイオロジー
【研究キーワード】
膜タンパク質 / ペプチド医薬 / RaPIDディスプレイ / 翻訳 / 遺伝暗号リプログラミング / アゴニスト / 特殊環状ペプチド / 阻害剤 / RaPID display / 医薬品探索 / 分子標的医薬 / 特殊ペプチド / GPCR
【研究成果の概要】
本研究では、膜タンパク質等の細胞表面分子を標的とする特殊環状ペプチド医薬の探索手法の確立を行った。通常、ランダムペプチドライブラリを用いたin vitro display法では磁気ビーズ上に固定化した標的分子をペプチドライブラリに提示させるが、標的が膜タンパク質の場合には精製・可溶化が困難なため磁気ビーズに固定できないケースが多い。そこで本研究では、膜タンパク質を発現した培養細胞株やバキュロウィルスを直接用いてdisplayを行う手法を確立した。その上で、本手法を用いてCD20、IL28RA、Claudin-1および4などの細胞表面分子に結合し、機能阻害する特殊環状ペプチドの取得に成功した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】26,910千円 (直接経費: 20,700千円、間接経費: 6,210千円)