二層凝集現象を用いた自己組織化ナノ構造薄膜の作製とその応用
【研究分野】材料加工・処理
【研究キーワード】
ナノ材料 / 自己組織化 / 微細加工 / 脱濡れ / 熱凝集 / 結晶成長 / マイクロ・ナノデバイス / ナノデバイス / 局在表面プラズモン共鳴
【研究成果の概要】
二層(シード層促進)凝集現象を用い、自己組織化金属ナノ構造薄膜をスパッタ法により作製した。基板とAuやAg層の間に薄い金属シード層(Ti、Fe等)を挿入することで、熱凝集が促進され、良質なナノ構造(ドットやロッド)が形成されることを実証した。二層凝集法を用いると、 (1)薄膜と基板との付着力向上、(2)凝集温度の減少、(3)エピタキシャル成長の促進、(4)基板対称性を反映したナノ構造の形成がなされる。凝集促進のメカニズムは、主に薄膜全体の表面エネルギーの最小化と二層化による熱応力の増加によるものと考えられる。二層凝集法で作製したAu、Agナノドットの光学特性についても調べた。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
河 在根 | |
弓野 健太郎 | |
末永 亮 | |
具 正祐 | |
野瀬 健二 | |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)