インターカレーションによる層状化合物の局所原子構造と蛍光性
【研究分野】金属物性・材料
【研究キーワード】
インターカレーション / 電子顕微鏡 / 単原子ドーパント / 蛍光体 / 走査透過型電子顕微鏡 / 二次元物質 / 低加速電子顕微鏡法 / 原子分解能 / モアレ
【研究成果の概要】
近年の情報高密度化に伴い,紫外もしくは遠紫外域(~210 nm)で駆動するコンパクトでかつ高効率な光電子デバイスの開発が注目を集めている.本研究では代表的な窒化物である六方晶窒化ホウ素に注目し,希土類元素を賦活することによる半導体化の可能性を検討した.原子分解能を有する走査透過型電子顕微鏡を用いて,賦活した希土類元素が格子位置ではなく層間に導入されていることが予見される結果が得られた.このように,大きなイオン半径を有するドーパントを賦活するには層状化合物が有用であることが示唆される.
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)