金属系航空・宇宙材料加工用コーティング工具と凝着低減加工法の基礎的研究
【研究分野】生産工学・加工学
【研究キーワード】
コーティング工具 / 結晶粒微細化 / 超耐熱合金 / チタン合金 / TEM / 被膜損傷 / 切削工具 / コーティング / 皮膜損傷
【研究成果の概要】
航空・宇宙・エネルギー分野に利用されているチタン合金やNi基超耐熱合金を安定に加工可能なコーティング工具の開発をコーティング膜の微細損傷状態の把握と被削材凝着界面の冶金学的調査を行い,損傷モデルの構築とそれに基づいた損傷低減対策を提案した.これらの材料を切削した時の凝着現象は凝着物(被削材)結晶の微細化が発端で生じる.そして凝着界面には拡散反応層を生じることなく,原子間力等で直接付着している.その後は各材料の加工特性によってコーティング膜の損傷に影響を与える.この損傷機構は従来の治験にはない新規のものであり,工具開発に有用な知見となる.
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)