いつ肌色が変わったのか:量的形質遺伝子多座位同時進化モデルによる考察
【研究分野】応用人類学
【研究キーワード】
皮膚色 / 進化 / 自然選択 / アジア / 移住 / 単塩基多型 / メラニン合成関連遺伝子 / 多型 / アジア人 / オセアニア人 / 遺伝子多型 / シミュレーション
【研究成果の概要】
ヒトの皮膚色は、環境に適応すべく進化した最も多様な形質の一つである。出アフリカ以降、東アジア人の皮膚色は明るく変化したが、メラネシア人はアフリカ人と同程度の暗い皮膚色を保っている。両者の祖先は3~4万年前に分岐しており、わずか数万年間でこれほどの違いを生んだ進化過程についてはよくわかっていない。本研究では、タイ人とメラネシア人を対象に、皮膚色関連多型を調べ、アリル頻度分布の相違を指標として皮膚色が変化した過程について考察した。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)