気孔開閉を制御する葉肉シグナル分子の同定
【研究分野】植物分子・生理科学
【研究キーワード】
アポプラスト / 気孔 / 葉肉シグナル / 光合成 / 青色光 / CO2 / シグナル伝達
【研究成果の概要】
ツユクサの剥離表皮のアポプラストおよび、葉肉のアポプラストが緩衝液に直接接することなく、葉肉シグナルの存在を解析する実験システムを考案した。一つは、剥離表皮の内側同士を合わせたもの、もう一つは、1 cm角の葉片を一定の環境で前処理して表皮を剥離し、暗所においた葉から剥離した表皮を載せて、前処理の効果を比較するというものである。後者のシステムを駆使し、前処理の影響を解析したところ、前処理時に光が存在すると開きやすく、特に青色光成分が存在すると開きやすいこと、前処理の際のCO2濃度が低いほど開きやすいことが明らかになった。新規のシステムによって、葉肉シグナルの存在を確証することができた。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
藤田 貴志 | 東京大学 | 理学系研究科 |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)