食物網構造の進化を決める環境条件の理論的解明
【研究分野】生物多様性・分類
【研究キーワード】
数理モデル / ギルド内捕食 / 一次生産性 / 撹乱 / 生態系サイズ / 食物連鎖長 / ギルド内補食 / 進化生物学
【研究成果の概要】
食物連鎖の長さ(食物網に含まれる栄養段階の数)は、どんな環境要因によって決まるのだろうか?過去の仮説は、基底資源量や撹乱、生態系サイズが重要な要因だと考えているが、最近の野外研究では、生態系サイズの効果が検出されることが多い。本研究では、これら三要因すべてを組み込んだ数理モデルにおいて生態系サイズの効果が最も強く現れることを示し、野外パターンを理論的に説明した。この基礎理論は、漁業や農業が対象とする生態系の管理にも役立つと期待できる。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
香川 幸太郎 | 東邦大学 | 理学部・生物学科4年 |
ARMSTRONG Doug | Massey University | Conservation Biology | Professor |
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【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)