電子線結晶構造解析によるクーロンポテンシャルの可視化
【研究分野】生物物理学
【研究キーワード】
構造生物学 / 結晶構造解析 / 電子顕微鏡 / 膜蛋白質 / 超分子複合体 / Ca2+-ATPase / カタラーゼ
【研究成果の概要】
X線回折が利用できない微小な薄い三次元の蛋白質結晶から、電子線結晶構造解析により構造決定を行う新しい技術を開発した。電子線は負の電荷を持ち、同じ原子でも電荷を持ったものと中性のもので、その散乱のされ方は大きく異なる。開発した技術を用いて、膜蛋白質等の薄い結晶から機能部位のイオンやアミノ酸等の荷電状態を可視化することに成功した。生体分子が機能を発揮する上で、機能部位の荷電状態は大きな影響を及ぼすため、本研究により、蛋白質のより詳細な作動原理の解明に繋がると期待できる。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
眞木 さおり | 独立行政法人理化学研究所 | 放射光科学総合研究センター | 研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
豊島 近 | 東京大学 | 分子細胞生物学研究所 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)