ゴンドワナ大陸における昆虫の食植性と被子植物食性の起源
【研究分野】生態・環境
【研究キーワード】
ゴンドワナ大陸 / 植物食 / コケ食 / コバネガ科 / シギアブ科 / 苔類 / ハモグリバエ科 / 絶対送粉共生 / 食植性 / コケ植物 / 原始的被子植物 / チリ / ナンキョクブナ / モグリコバネガ / 被子植物食 / コバネガ / シギアブ / ガガンボ / ハモグリバエ / 藻食性 / 食植性昆虫 / 寄主特異性 / 共進化 / ジャゴケ
【研究成果の概要】
ゴンドワナ大陸由来の陸塊の湿潤な森林地帯で、さまざまな植物を利用する食植性昆虫の多様性と生態を調査した。特に祖先的な食植性昆虫の記録がある生物多様性ホットスポットとして、アンデス山脈とアマゾン川流域の熱帯雨林(ペルー)、パタゴニアのナンキョクブナ林(チリ)、オーストラリア東部とタスマニアの熱帯・温帯林を調査地に選んだ。多様な食植性昆虫の中で、特にコバネガ科、シギアブ科、シリブトガガンボ科、ユスリカ科、オトシブミ科に注目し、分子系統解析を行ない、系統樹にさまざまな生態情報を重ね合わせ、それぞれの系統で食植性や植物利用様式がどのように起源し、また多様化したかを考察した。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
川北 篤 | 京都大学 | 生態学研究センター | 准教授 | (Kakenデータベース) |
曽田 貞滋 | 京都大学 | 大学院理学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【配分額】18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)