ハニカムスキャフォールドを用いた幹細胞操作技術の新展開
【研究分野】高分子・繊維材料
【研究キーワード】
自己組織化 / ハニカム状多孔質膜 / 幹細胞 / 分化 / 接着 / ハニカムフィルム / 弾性率
【研究成果の概要】
ポリブタジエン(PB)およびポリスチレン(PS)を溶媒に溶かし、界面活性剤を加えてキャスト製膜することにより、ハニカム状多孔質膜の作製を行った。また、リファレンス用として、それぞれのフラット膜を作製した。PBについては、UV露光により光架橋を行った。表面弾性率を原子間力顕微鏡を用いて測定し、弾性率が未架橋PB<架橋PB<PSであることが示唆された。それぞれの基板上でヒト間葉系幹細胞を様々な分化誘導培地で培養したところ、細胞の接着および分化が弾性率と孔径等のパラメータによって異なる事が明らかとなった。これらの知見は幹細胞操作技術の新しい展開をもたらすと期待される。
【研究代表者】