【研究分野】国際関係論

【研究領域課題番号】25245030 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

日米安保 / 核の平和利用 / 「核の傘」論 / 原子力 / 東アジアの歴史摩擦 / 核問題 / 国際情報交換 / 西ドイツ / ドイツ

【研究成果の概要】

本研究は、「核」と歴史認識問題を軸として、日本外交における対米依存の構造が冷戦期にどのように形成されてきたかを、日米関係、アジア諸国との関係、西ドイツ外交との文脈で考察することで、日本外交の選択の是非を検証することを目指した。第一に、１二国間主義、２地域主義、３多国間主義という枠組みの中で、日本が１に傾斜し、西独は２を重視したことで、両国の外交地平の拡大に違いが生じた、第二に、その歴史的要因として、歴史認識問題と「核の傘」への取り組みの違いが大きかった、第三に、米国の核ガバナンスに対する関係諸国の対応の違いの考察を通して、冷戦後の「核」をめぐる現状の理解に有意な知見を提供することができた。

【研究種目】基盤研究(A)

【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31

【配分額】37,310千円 (直接経費: 28,700千円、間接経費: 8,610千円)

【研究分野】経済史

【研究領域課題番号】24530408 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

エネルギー政策 / 技術選択 / 石油戦略 / 石炭 / 電力供給 / 原子力発電 / 中国、韓国、台湾 / 国際研究者交流 / 危機管理 / 中国 / 韓国 / 台湾 / 国際情報交換 / 石油 / 原子力 / エネルギー政策史 / アメリカ

【研究成果の概要】

国際歴史共同研究により、エネルギーが利用可能な技術と密接な関係を持つことが改めて確認された。石炭は開国後の日本の交易と工業化を支えた。電力が近代化に資するであろうことは、電力利用が始まった19世紀に認識されており、日本では民間会社により電力供給網が構築された。石油が交通エネルギーに利用され始めると石油は日本の重要な輸入品目になり、日本の石油政策は対外関係や国際環境、輸出企業の経営戦略にも左右されるようになった。原子力の平和利用により原子力発電が始まり、中国では現在急ピッチで原子力発電所が建設されている。日本のエネルギー政策を考える際には、世界のエネルギー動向を考慮に入れる必要がある。

【研究種目】基盤研究(C)

【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31

【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)