すべり摩擦現象における時空間揺らぎと自己組織化
【研究分野】数理物理・物性基礎
【研究キーワード】
地震 / 摩擦 / ゲル / スティックスリップ運動 / その場可視化 / 不均一性 / スティックスリップ / 自己組織化 / 可視化 / スティック-スリップ運動 / 相図 / PIV / 巨大地震 / ゆっくり地震
【研究成果の概要】
ゲルは,高分子からなるやわらかい弾性体であり,すべらせるとしばしばスティック-スリップ運動を起こす.ゲルのスティック-スリップ運動は,断層が一時的かつ局所的にすべりを起こす地震現象と類似した振る舞いを示すことから,地震現象のモデル系として用いられている.本研究では,実験条件によってスティック-スリップ運動の複雑性をコントロールできることを発見した.また,その場可視化を用いてスティック-スリップサイクルの中で巨大すべりがどのように“準備”されるかについて調べ,巨大すべり直前を特徴付ける物理量と実験パラメータとのスケーリング関係を見出した.
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)