沈み込みプレート境界の地震発生における脱水反応の役割
【研究分野】地質学
【研究キーワード】
レオロジー / 地殼マントル物質 / 沈み込み帯 / 中深発地震 / 岩石レオロジー / 高温高圧変形実験 / 含水量 / 差応力 / 脆性-延性転移 / 固体圧試験機 / 蛇紋岩 / 脱水反応 / 沈み込みスラブ / 地震 / アンチゴライト / 応力-歪曲線 / 固体圧式変形試験機 / 応力 / 脆性一延性 / 地震発生構 / 流体 / 後方電子散乱増
【研究成果の概要】
沈み込みスラブの2重震発面における地震発生メカニズムとして,蛇紋岩化したマントルの脱水脆性化説が有力視されてきた.しかし従来のガス圧式変形試験機による実験は地下15kmまでの条件に限られており,同じメカニズムを深さ200kmにおよぶ沈み込みスラブの中深発地震にあてはめることはできない.そこで我々は固体圧式変形試験機によって,より高圧における蛇紋岩の力学的挙動を調べるとともに,実験試料の変形組織を観察し,従来の学説とは異なる「脱水軟化」現象を明らかとした.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
平賀 岳彦 | 東京大学 | 地震研究所 | 助教 | (Kakenデータベース) |
道林 克禎 | 静岡大学 | 理学部 | 準教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【配分額】19,370千円 (直接経費: 14,900千円、間接経費: 4,470千円)