高密度地震観測データ解析と大規模数値計算に基づくフィリピン海プレートモデルの構築
【研究分野】固体地球惑星物理学
【研究キーワード】
地震現象 / 地震動 / 地殻構造 / プレート / 南海トラフ地震 / フィリピン海プレート / プレートモデル / 強震動 / 地震
【研究成果の概要】
フィリピン海プレートの詳細な形状の理解は,近い将来の南海トラフ巨大地震地震の発生に備えて,プレート境界での応力蓄積過程や,大地震による強震動と津波の高精度予測のため重要な課題である。
本研究では,南海トラフ地震による強震動/津波予測の高度化を目的として,日本列島に沈み込むフィリピン海プレートの詳細な形状の推定を,1)高密度地震観測網で記録された地震波形の詳細解析,2)地球シミュレータを用いた地震波伝播の高精度計算,の2つの観点から研究を進めた。そして,プレートの断裂や狭窄など局所変形の特徴を正しく表現した「複雑プレートモデル」を用いて,東海・東南海・南海地震の発生に伴う強震動と津波を評価した。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)