楕円フーリエ・主成分分析による粒子形状の定量と古波浪強度解析の新指標
【研究分野】地質学
【研究キーワード】
粒子形状 / 前浜堆積物 / フーリエ分析 / 主成分分析 / フーリエ解析 / 粒子径状 / 波浪営力 / 楕円フーリエ
【研究成果の概要】
本研究では、20地点の前浜の砂を採取し、粒子形状指標と波浪営力・風成営力の関係を検証した。主成分分析の結果、第1主成分は波浪営力を検出し、伸張指標と高い相関を示し、太平洋側・日本海側の海岸で対照的な値を示した。したがって、この潜在変数は、うねりの多い大海洋では、粒子が円形になることを示している。第2主成分は風成営力を検出し、円摩度指標と高い相関を示し、砂丘の存在する地点で高い値を示した。したがって、この潜在変数は、浜堤平野の発達度合いを検知しており、そのような場所では粒子が円摩されていることを示している。この結果を応用すれば、粒子形状から海洋の規模と、砂丘の発達を判別することができる。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
橋本 朋子 | |
関 笙 | |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)