金属ガラスにおける過冷却液体状態の直接観察
【研究分野】構造・機能材料
【研究キーワード】
金属ガラス / 過冷却液体 / 電子顕微鏡 / 原子構造 / 電子回折 / ガラス転移
【研究成果の概要】
液体からガラス状態に固化する過程のメカニズムを明らかにするため、過冷却液体中の局所構造の透過電子顕微鏡による観察を試みた。Pd基金属ガラスについて透過電子顕微鏡内でその場加熱観察を行ったところ、ガラス転移点付近で試料の軟化による縞状コントラストが出現し、ガラス転移点より20K高い温度で結晶化が進行した。今回は試料移動が非常に大きく、過冷却液体の局所構造を撮影することはできなかったが、より高性能なカメラを使えば実現可能であることを示した。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)