新たな電波掩蔽データ解析手法による火星大気の主成分混合比変動の解明
【研究分野】気象・海洋物理・陸水学
【研究キーワード】
火星大気 / 二酸化炭素過飽和 / 火星 / 極夜 / 電波掩蔽観測 / 二酸化炭素 / 過飽和 / 凝結
【研究成果の概要】
惑星探査機による従来の電波掩蔽観測では、対象惑星の大気組成比を仮定して屈折率から数密度を求め、更に静水圧平衡を用いて気温を得る。本研究では逆に、火星大気主成分の二酸化炭素(CO2)が極夜で凝結することを利用して、気温の解がCO2凝結温度になるように火星大気組成比を求める手法を提案し、極夜域でのCO2混合比の鉛直分布を得た。また、極夜域でのCO2過飽和の成因についても詳細な解析を行い、大気波動(定常波及び非定常波)が重要な役割を果たしていることを明らかにした。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
黒田 剛史 | 情報通信研究機構 | ソーシャルイノベーションユニット統合ビッグデータ研究センター | 主任研究員 | (Kakenデータベース) |
今村 剛 | 東京大学 | 大学院新領域創成科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)