地球深部における多結晶ダイヤモンドの起源と結晶化メカニズムの解明
【研究分野】岩石・鉱物・鉱床学
【研究キーワード】
多結晶ダイヤモンド / バラス / カーボナード / 包有物 / 微細組織 / マントル / C-H-O流体 / 高圧
【研究成果の概要】
これまで研究例が少なく,起源や成因について未知の部分の多かった多結晶ダイヤモンド(バラス,カーボナード)について,微細組織観察と内部包有物の記載,化学分析を行った.それらの多結晶ダイヤモンドの多くは,海洋地殻物質が地球深部へと供給される沈み込み帯沿いの流体(高過飽和なC-H-O流体)に富んだ環境で生成され,流体の流れ場(静的か移流的か)によって異なる結晶化組織を形成する可能性が高いことを明らかにした.さらに,ロシアの巨大隕石孔中より,天然で初めての例となるナノ多結晶ダイヤモンドを見出し,その生成メカニズムも明らかにした.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
井上 徹 | 愛媛大学 | 地球深部ダイナミクス研究センター | 教授 | (Kakenデータベース) |
鍵 裕之 | 東京大学 | 理学(系)研究科(研究院) | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
角谷 均 | |
栗尾 文子 | |
小島 洋平 | |
竹田 侑平 | |
浅野 奈津子 | |
山下 智治 | |
中谷 元祐 | |
磯部 太志 | |
Konstantin D. Litasov | |
Valentn P. Afanasiev | |
Nikolai P. Pokhilenko | |
Alexander P. Yelisseyev | |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)