低域混成波による球状トカマクプラズマの電流駆動
【研究分野】核融合学
【研究キーワード】
炉心プラズマ / プラズマ・核融合 / 球状トカマク / 高周波 / 電流駆動 / 自己組織化
【研究成果の概要】
球状トカマクに不可欠なプラズマ電流を高周波波動で駆動できることを示すのが目的である。200MHzの低域混成波を用い、10kAを超えるプラズマ電流の駆動に成功した。3種類のアンテナを用いた実験結果を比較し、球状トカマク配位の自発的形成、波動計測による非線形波動現象やX線計測による高速電子の特性解明、波数スペクトルの最適化、新型アンテナの開発等、物理現象の解明に貢献する多くの成果を得た。現状では電流駆動効率は高速電子の損失により制限されているが、閉じ込め磁場やプラズマ電流の増大により大幅な効率改善が見込めることがシミュレーション計算から示された。この成果は核融合炉の経済性向上に見通しを与えた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
江尻 晶 | 東京大学 | 大学院新領域創成科学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
永島 芳彦 | 九州大学 | 応用力学研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
辻井 直人 | 東京大学 | 大学院新領域創成科学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2009-05-11 - 2014-03-31
【配分額】96,330千円 (直接経費: 74,100千円、間接経費: 22,230千円)