ジャック・デリダにおける宗教哲学の諸問題
【研究キーワード】
脱構築 / 赦し / 贈与(ほどこし) / 生成変化 / 内在/超越 / 自然 / 反-差別 / 共同体 / 決定不可能命題 / 能産的自然 / 内在性 / 心身並行論 / ジャック・デリダ / 浄土 / 信 / ジル・ドゥルーズ / スピノザ / ニーチェ / 他力 / 贈与=施し / 自律的ネットワーク / ほどこし / 有限性 / 往生 / 差延 / 宗教哲学 / 贈与
【研究成果の概要】
現代フランスの哲学者ジャック・デリダが錬成した宗教的思考をめぐる独自の諸概念を日本の鎌倉仏教の解釈に導入することにより、報告者は法然・親鸞・一遍らの中世浄土教を現代において実効性をもつ思考へと刷新することに成功した。著書『他力の哲学――赦し・ほどこし・往生』(河出書房新社、2019年2月、全249ページ)および『浄土の哲学――念仏・衆生・大慈悲心』(同前、2021年8月、全270ページ)がその成果である。
この2冊の刊行後、複数の仏教学会における講演や発表、仏教系およびキリスト教系の雑誌・新聞における寄稿や著者インタヴュー等の依頼があり、それぞれ少なからぬ反響を得た。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【配分額】2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)