臨界現象から捉えた多種の地震先行現象と地震との因果性に関する検討
【研究分野】自然災害科学・防災学
【研究キーワード】
地震 / 臨界現象 / ナチュラル・タイム / 地震先行現象
【研究成果の概要】
臨界現象の時系列解析手法であるナチュラル・タイム解析を用いて地震発生前の臨界状態の時系列解析を行った。日本の地震については大地震の前には、先行的変動つまり臨界状態の開始時が本解析手法で検知できることがわかった。また、その臨界状態は震央付近に発生していることもわかった。さらに2011年東北地方太平洋沖地震については、約2ヶ月前から臨界状態になっていると判断でき、他の先行現象が発生し始めた時期と同期していることがわかった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
鴨川 仁 | 東京学芸大学 | 教育学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
上嶋 誠 | 東京大学 | 地震研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)