リン酸の酸素安定同位体比を指標とする海洋一次生産とリン循環の研究方法論の確立
【研究分野】環境動態解析
【研究キーワード】
リン / 酸素安定同位体比 / 沿岸海洋生態系 / 富栄養化 / 同位体分別 / 起源解析 / 熱帯海洋 / サンゴ / 物質循環 / 酸素同位体比 / 沿岸海洋 / 外部負荷 / 生態系モデル
【研究成果の概要】
水域における富栄養化の最も重要な要因の一つであるリンの動態と供給源を解明する有力な手法として、リン酸の酸素安定同位体比を指標とする方法を熱帯沿岸海域に初めて導入し,適用した。熱帯沿岸海域における主要な一次生産者である造礁サンゴ、海草、大型藻類、プランクトンの代謝が環境中のリン酸酸素安定同位体比に及ぼす影響を実験的に定量評価した。また事例研究として、フィリピン北部の富栄養化した内湾域に本法を適用し、富栄養化が持続している主要な原因が漁業規制実施前に投入され堆積物中に蓄積されたリンの溶出回帰に求められることを立証した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
渡邉 敦 | 東京工業大学 | 環境・社会理工学院 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
梅澤 有 | 長崎大学 | 水産・環境科学総合研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
Ferrera Carissa M. | |
森本 直子 | |
栗原 晴子 | |
San Diego-McGlone Maria Lourdes | |
中村 隆志 | |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)