グローバル化時代における自動車受託生産メーカーの進化・変容に関する研究
【研究分野】経営学
【研究キーワード】
経営戦略 / 生産システム / 開発システム / 人事労務 / 研究開発 / 技術移転 / 人材育成 / 企業間関係 / 国際研究者交流 / 中国 / 台湾 / 韓国 / 欧州 / 国際比較
【研究成果の概要】
本研究ではトヨタ、日産などのブランドメーカーから生産委託をおこなう受託生産メーカーを対象にその歴史的存在意義や組織能力の構築過程、日本自動車産業の発展に貢献してきたのかを明らかにした。歴史的には1960年代のモータリゼーションが進展する中、ブランドメーカーの淘汰とともにブランドメーカーの生産能力不足を背景に委託生産メーカーの存在意義が拡大した。またトヨタでは自社グループのアセンブラー間の品質コスト競争により車種移管がおこなわれ、委託生産メーカーの組織能力はこの競争関係の中で向上した。他社では自社グループでのアセンブラー競争関係は徹底されず、受託生産メーカーの組織能力の向上に限界性が存在した。
【研究代表者】