縄文時代の氏族制社会の成立に関する考古学と集団遺伝学の共同研究
【研究キーワード】
氏族制社会 / 環状集落 / 母系制 / ゲノム解析 / 同位体分析 / 蛍光X線分析 / 古病理学 / トーテミズム / 縄文社会 / 氏族制 / 産地同定 / 動物形象 / 親族構造 / 食性分析 / 古病理学的検討 / 婚姻制度 / 縄文中期 / 動物形土製品 / トーテム動物 / 古病理学研究 / 親族組織 / 単系出自 / 婚姻システム / 婚姻 / 祭祀儀礼 / 祭祀・儀礼 / 氏族社会 / コラーゲン分析 / 古病理研究
【研究成果の概要】
本研究は縄文時代中期から後期、晩期への社会変動を、考古学的所見から予想される親族構造、出自制度、婚姻制度などの社会基盤の変動から読み解き、それをゲノム解析、同位体分析、古病理学などの分子レベルの生命科学と連携・融合して明らかにする研究である。千葉市や市原市周辺の貝塚遺跡などに地域を限定し、両分野の研究を進めた。考古学の調査研究では、遺構や遺物分析などに加えて、土器(動物形土製品)や黒曜石などの成分分析から社会変動の動態に関わる交易関係が明らかにされた。また市原市の草刈貝塚(中期)、菊間手永遺跡、祇園原貝塚、西広貝塚(後期・晩期)の人骨分析から遺跡間の親族関係や母系制を暗示するデータが得られた。
【研究代表者】