レラナラーゼ多型を指標とした生活習慣病のオーダーメイド診断法・運動治療法の開発
【研究分野】応用健康科学
【研究キーワード】
レナラーゼ / 運動 / 筋肉 / 生活習慣病 / カテコールアミン
【研究成果の概要】
レナラーゼは、2005年に発見されたフラビンアデニンジヌクレオチド依存性の可溶性モノアミンオキシダーゼである。主に腎臓で発現するが、心臓、肝臓、肺、そして骨格筋などで発現が確認されている。今回、運動を行った場合の血清レナラーゼの上昇の機序と生理的意義、に関する研究をメインに進めた。中強度運動直後の血中レナラーゼは、安静群と比較して有意な上昇を示した。また骨格筋レナラーゼ発現も有意な上昇を示した一方で、腎レナラーゼ発現は有意な減少を示した。以上より、運動による血中レナラーゼ上昇は骨格筋由来の可能性が示された。
【研究代表者】