Discovery Sagaサイレントキーワード俯瞰

日本では年金資金によるESG投資は低調であり、これに関する国民意識も、賛成、反対、わからないが1/3ずつで拮抗している。しかし、日本の企業においてCSR活動は当然のこととして取り組まれており、日本人の環境や社会問題などに対する意識の高さから考えても、今後大きく発展する可能性はある。人口の少子高齢化といった問題もあるので、国民意識の喚起・醸成に資する活動も必要である。
法的・実践的課題として、ソフトローの役割、”Comply or explain”の利用、自主性の重要性が挙げられる。定量分析では、CSR活動が株式パフォーマンスに一定の効果を及ぼすことがわが国の株式市場でも確認できた。

【研究分担者】
川名剛 (川名剛(川名剛))	公益財団法人年金シニアプラン総合研究機構	客員研究員	(Kakenデータベース)
宮井博 (宮井博(宮井博))	公益財団法人年金シニアプラン総合研究機構	客員研究員	(Kakenデータベース)
谷本奈丘 (谷本奈丘(谷本奈丘))	公益財団法人年金シニアプラン総合研究機構	研究員	(Kakenデータベース)

【研究連携者】
首藤惠	早稲田大学	大学院ファイナンス研究科	教授	(Kakenデータベース)
白須洋子	青山学院大学	経済学部	教授	(Kakenデータベース)