数学教師のメチエ(仕事・専門性):日本・スイス・スウェーデンの国際比較を通して
【研究キーワード】
数学教育 / 教師教育 / 国際比較
【研究成果の概要】
本研究の目的は,数学教師が授業準備などで用いる様々な資料(リソース)とその扱いについての日本・スイス・スウェーデンの国際比較分析を通して,教科指導に固有な日頃の授業にかかわる教師の仕事・専門性を理解し問い直すことである.本研究の目的を達成するために,日本・スイス・スウェーデンの三ヶ国において,日頃の授業準備で用いる様々な資料(リソース)とその扱いについて,各国の数学教師からデータを収集するとともに,各国の研究協力者とともに国際比較分析を進め共同研究を推進することを計画していた.しかしながら,新型コロナウィルス感染症の影響により当該国を訪問する計画がいまだ立てられておらず,データ収集が予定通りに進んでいない.そのため,当該年度は,日本国内でのデータ収集とその分析,リソースの比較分析,これまでに収集した関連データの分析による論文執筆が主な研究実績となる.具体的には,日本では,高等学校の数学教師に協力のもと,日々の授業準備に関するデータを収集するとともに,そこにいかに教師の知識や技能,専門性を特徴づけることができるのか検討した.スイスとの共同研究については,これまでの関連データの分析をもとに論文2本の作成を進めた(1本投稿中,1本執筆中).スウェーデンとの共同研究については,数学教師が授業準備等のために利用するリソースとして教師向けの雑誌についての調査を進め,スウェーデンで教師に求められる専門性がどのようなものか検討した.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
大滝 孝治 | 北海道教育大学 | 教育学部 | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2021-07-09 - 2024-03-31
【配分額】6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)