評価基準表と指導事例の共有化による文章表現支援システムの開発
【研究分野】教育工学
【研究キーワード】
eラーニング / 日本語教育 / 授業設計 / 教授法 / 教育工学 / 教員連携 / 組織的FD / 授業観察 / ポートフォリオ評価 / 授業改善 / 情報共有化 / システム構築 / ポートフォーリオ評価 / データ・ベース / Faculty Development / e-teaching Portfolio
【研究成果の概要】
分野を超えた教師連携を可能とするための教育活動の評価指標の抽出,および授業改善のための「eポートフォリオ」構築にむけた開発および調査をすすめた.
平成20年度は,LMS(Learning Management System)であるMoodleを用いて、科学文献講読e-Learningコンテンツ(http://moodle.elp.tuat.ac.jp/moodle/login/index.php)の改良を行い,複数の教員の協力の下で行い,多様な利用者を対象とした評価実験をすすめた.
平成21年度は,授業観察を行えるシステム(FD Commons)を開発し,工学部の科目を対象に教育歴および専門が異なる複数の評価者により,3回の試用実験を行った.
最終年度は,平成20年4月から22年3月にかけて,教員とTAが交替で行ってきた授業観察の分析を行い,分野の異なる教員同士でも連携の在り方,授業研究の進め方について検討した.その結果,(1)観察者のコメントは,全般的に行動の記録が多く処方的コメントは少なかった,(2)教授スキルに関するコメントは,同一授業の中で繰り返し指摘される場合が多かった,(3)声の大きさや板書方法などの教授スキルは改善され,否定的なコメントが減少した,の3点が明らかになった.
【研究代表者】