モバイル端末を利用した在日外国人向けの防災教育システムの構築と評価
【研究キーワード】
防災教育 / 在日外国人 / モバイル / 多言語対応 / 防災 / 教育 / アプリ / モバイル防災教育コンテンツ / 防災情報収集 / 防災意識調査 / 外国人防災教育 / VR, AR
【研究成果の概要】
本研究では在日外国人に向けて大規模な調査を行い、在日外国人の防災意識、防災技能の現状および防災教育に関する希望などを明らかにした。その調査結果に基づいて、在日外国人向けの防災教育プラントフォームを構築した。プラットフォームはやさしい日本語、英語、中国語3つの言語のコンテンツで構成したウェブサイトとスマートフォンのアプリになっている。日本でよく発生している災害のメカニズム、現象、対策が分かりやすい表現で説明されている。現在、ウェブサイトもスマートフォンアプリも無料で公開し、すべての在日外国人が利用できるようになっている。
【研究の社会的意義】
本研究で開発したコンテンツ やシステムは、防災教育教材開発のモデルケースになると期待される。また、本研究課題での開発モデルを発展、応用することで、自治体や行政機関による災害時の外国 人への支援が質的、量的に向上し、日本在住外国人の防災意識や防災スキルの向上につながることが期待される。更に、本システムのアプリを多言語版で公開することで、日本を訪れる外国人の不安や心配を軽減し、日本への旅行、留学、就職に対する意欲や関心の向上に寄与し、他の自然災害の多い国々での防災教育のモデルケースとなることも期待される
【研究代表者】