音声習得ストラテジーと発音学習システムに関する実証的研究
【研究分野】外国語教育
【研究キーワード】
第二言語習得理論 / 日本語教育 / 音声学 / コミュニケーション教育 / 発音
【研究成果の概要】
本研究では, 音声習得ストラテジーと発音学習システムに関する研究を行った。
臨界期を過ぎて日本語学習を開始した場合でも, ネイティブ・レベルの発音習得が可能であり, 高い発音習得度を達成した成人学習者のコメントには共通性が見られた。これらの学習成功者はシャドーイング等の発音学習方法を積極的に用いて独自の学習を行っていたことが明らかになった。音声習得ストラテジーに関する研究成果は, 『日本語教育と音声』(くろしお出版, 2008年)で発表した。次に, 研究成果から得た知見を生かして, 発音学習システムの開発を行った。DVD教材『日本語でシャドーイング』を作成し, インターネットで公開した(http://www.gsjal.jp/toda/)。DVDディスクも作成して, 国内外の日本語教育関係者に郵送し, 国内外の学会・研究会で研究成果を発表した。また, 早稲田大学遠隔教育センターと共同で, オンデマンド日本語発音講座と日本語発音練習用ソフトウェアを開発した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
原田 哲男 | 早稲田大学 | 教育・総合科学学術院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
木下 直子 | 明海大学 | 総合教育センター | 専任講師 | (Kakenデータベース) |
|
【研究連携者】 |
木下 直子 | 明海大学 | 総合教育センター | 専任講師 | (Kakenデータベース) |
|
【研究協力者】 |
福井 貴代美 | 早稲田大学 | 日本語教育研究センター | 常勤契約講師 |
劉 佳崎 | 早稲田大学 | 日本語教育研究科 | 博士課程 |
大久保 雅子 | 早稲田大学 | 日本語教育研究科 | 修士課程 |
尹 禎 | 早稲田大学 | 日本語教育研究科 | 修士課程 |
|
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【配分額】5,390千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 690千円)