ノーベル賞の分析による研究者の知的創造過程と研究振興政策の関係に関する実証研究
【研究分野】科学教育
【研究キーワード】
ノーベル賞 / イノベーション / 科学技術政策 / 研究振興政策 / 知識創造 / 国際情報交換 スウェーデン
【研究成果の概要】
ノーベル賞に代表される研究成果に対する報奨制度は、基礎研究の効果を知る上で重要な指標となりうる。本研究では、受賞者の生年、没年、受賞年、主要研究の開始年、競争的資金の取得状況、特許及び学術論文数等の情報を網羅したデータベースを作成した。1945年以降447名の科学者キャリア分析から、平均的に30代中盤から後半の研究成果によりノーベル賞の受賞理由となった成果を得ていること、研究成果公表から受賞までの期間は近年長くなる傾向にあること等の結果が得られた。また、日本出身の受賞者へのインタビュー等から、受賞者の多くが海外での経験又は海外研究機関との共同研究の経験を有している等の示唆が得られた。
【研究代表者】