半導体光増幅素子を用いた革新的次世代PET技術の開発実証
【研究分野】医用システム
【研究キーワード】
次世代PET技術 / MPPC / DOI-PET / MRI-PET / TOF-PET / 画像診断システム / 光半導体増幅素子 / 検査・診断システム / PET
【研究成果の概要】
本研究では癌の早期発見を目指し、半導体光センサーMPPCを基盤とした3つの次世代PET技術の開発を行なった。まず、ガンマ線の反応位置を3次元かつ1mm以下の精度で決める新規技術を開発し、小動物用PET装置を用いて視野端まで歪みのない高解像度(約1mm)を得ることに成功した。続いて小型のMRI併用PET装置を製作し、4.7テスラの強磁場中でPET/MRI双方の画像に影響が無いことを実証した。さらにMPPC専用の高速LSIを2種類独自に開発し、ガンマ線の飛行時間差を用いたTOF-PET技術を開拓した。単素子では213ピコ秒、16chアレイでも489ピコ秒(FWHM)の優れた性能が得られた。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
池田 博一 | 宇宙航空研究開発機構 | 宇宙科学研究所 | 教授 | (Kakenデータベース) |
中森 健之 | 山形大学 | 理学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
錦戸 文彦 | 放射線医学総合研究所 | 分子イメージング研究センター | 研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【配分額】88,920千円 (直接経費: 68,400千円、間接経費: 20,520千円)