X線CT画像における骨転移の自動診断システムの開発および初期臨床応用
【研究分野】放射線科学
【研究キーワード】
医用画像工学 / 転移性骨腫瘍 / X線CT / 深層学習 / コンピュータ支援検出 / 医用画像処理 / セグメンテーション / 異常検知 / 骨転移 / コンピュータ支援診断 / 放射線診断学
【研究成果の概要】
CT画像からの骨転移の検出について、深層学習を用いた前回検査との比較による強調表示アルゴリズムを作成した。前回のCT画像と今回のCT画像を入力すると、骨硬化性転移、溶骨性転移のどちらも検出し、出力することができる。単純な時間差分ではなく、深層学習により骨密度の予想変化と、さらに予想変化のばらつきを計算してからそれにしたがって異常検知を行うので、より偽陽性が少ない。このため、2次元投影像でも簡単に転移の場所が見えるようにすることができ、読影医への負担も最小限にとどめられたところに本手法の意義があるものと考える。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)