熱帯病治療薬開発に向けた新薬開発高度化
【研究分野】生命・健康・医療情報学
【研究キーワード】
創薬 / ハイパフォーマンスコンピューティング / 生体生命情報学 / バイオインフォマティクス / ケモインフォマティクス / スーパーコンピュータ / ドッキングシミュレーション / 分子動力学シミュレーション
【研究成果の概要】
シャーガス病・アフリカ睡眠病・リーシュマニア症等のトリパノソーマ症は、WHOに指定される顧みられない熱帯病であり寄生性の原虫であるTrypanosomaによって引き起こされる人獣共通感染症である。我々は、トリパノソーマ症の治療薬候補の探索を目指して、スペルミジン合成酵素(SRM)に着目し、分子動力学シミュレーションとドッキングシミュレーションにより、化合物を選択し、Trypanosoma cruzi由来SRMのin vitro酵素アッセイ系を用いた阻害活性評価in vitro 試験によって評価を行った結果、IC50 が10uMオーダーのヒット化合物を得ることに成功した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【配分額】2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)