超高感度NMRによる局所磁場勾配の直接観察
【研究分野】物性Ⅱ
【研究キーワード】
磁気共鳴 / 量子計算 / ナノ構造 / 磁場勾配
【研究成果の概要】
医療技術として多くの病院で活用されているMRI。この根幹となる技術は,磁気共鳴と呼ばれる測定技術,そして磁石が作る空間の歪み(磁場)の値を空間的に変化させる(磁場の勾配を作る)技術です。我々は,近年の卓越したナノテクノロジーと独自の超高感度磁気共鳴手法を駆使することで,極めて微小な磁石の作る磁場が通常のMRIの1,000倍程度の大きな磁場の勾配を作っていることを,世界で初めて実験的に明らかにすることに成功しました。これは,1,000倍以上高精度のMRIを実現する基礎技術となります。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
松本 佳宣 | 慶應義塾大学 | 理工学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)