モバイル・クラウドシステムを活用した俳句・連句創作活動支援と地方創生への貢献
【研究分野】教育工学
【研究キーワード】
俳句 / 連句 / 最適経路選択 / 静止画 / データベース / 音声入力 / 地方創生 / 経路選択 / アニメーション / 最適化問題 / 携帯情報端末 / 俳句・連句 / アプリケーション開発
【研究成果の概要】
本研究では, 今までに我々が研究してきた俳句・連句を題材にした文学的な世界を対象とし, 屋内では室内設置の端末で, 屋外では携帯情報端末で, それぞれの場面において俳句や連句の創作環境をより発展させることを目的にした. 特に, 北陸圏の観光分野との融合を図り, 俳句・連句関連のアプリケーション開発やシステムの構築をすることを念頭に研究を進めた. そのための中心となる研究は, 観光地における訪問者の希望に沿う最適経路選択のシステム, 音声入力による俳句・連句創作の補助, 俳句・連句創作時に観光地と関連する美術作品を提示して創作の手助けをするツールの開発である. 経路選択については, 数学的な視点からのアプローチと商用的な視点からのアプローチ両者についてそれぞれ関係者を訪問して意見交換をしたが, 特に不特定多数の訪問者からデータを収集する点について, それらが個人データとなることから非常に取り扱いが難しく, かつ, 関係企業とも連携した取り組みとして行う必要があるという結論になり, 既存のシステムと協力しながら研究を進められないか模索した. 一方, 音声入力関係については, 携帯情報端末に組み込んで実験を行った. この音声入力機能は, 文字入力とは別の手法として確立されているが, 今回の音声入力機能の実現ならびに実験では, 俳句・連句の手法としても手入力の手段にとって代わるものには至らないという結論が出た. また, 過去の研究成果である美術に関する静止画やアニメーション作品を, 観光地と関連付け, 今回の俳句・連句創作のひとつのヒントとして提供できるようデータベース化を進めた. 最後の取りまとめの段階で研究代表者が病に倒れ, 研究を最後まで継続することができなくなった. お詫び申し上げる.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
高木 悟 | 工学院大学 | 基礎・教養教育部門(公私立大学の部局等) | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015 - 2017
【配分額】4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)