学習アーキテクチャとしての「記憶空間」の形成原理および問題改善の研究
【研究分野】教育学
【研究キーワード】
アーキテクチャ / 記憶 / 想起 / 災害 / カタストロフィー / 教育 / 文化的記憶 / 伝承 / 記憶空間 / 学習 / 想起文化
【研究成果の概要】
本研究では、歴史的な出来事が生じた現場を中心として形成される「記憶空間」の形成過程、原理、論争点およびその改善の手法に関して教育とのかかわりで検討を試みた。より具体的には、第一に「記憶空間」と学習に関する最先端の理論状況を把握し、さらにそれを発展させた。第二に、そのような基礎理論的な考察をもとにして、「記憶空間」の問題について日本の事例(広島の原爆投下、阪神・淡路大震災、東日本大震災の記憶と想起等)をもとにして検討した。今後は、本研究の成果を基盤として、「文化的記憶」と「コミュニケーション的記憶」の双方を視野に入れたメモリー・ペダゴジーの構想をさらに発展させることを目指す。
【研究代表者】