大規模解読実験による公開鍵暗号の安全性解析
【研究分野】計算機システム・ネットワーク
【研究キーワード】
暗号・認証 / 公開鍵暗号 / ペアリング暗号 / 離散対数問題 / 大規模実験 / 大規模計算
【研究成果の概要】
次世代公開鍵暗号として研究開発が進んでいるペアリング暗号の安全性は、有限体上の離散対数問題の困難性を根拠としている。本研究課題では、ペアリング暗号の高速実装が可能となる有限体 GF(36n)の離散対数問題を、関数体篩法の大規模な計算機解読実験により解析評価した。2012 年度には 252 CPU コアの PC クラスタを用い、解読世界記録となる 923 ビットの有限体 GF(36・97)上の離散対数問題の計算に成功し、想定される攻撃の計算能力限界をより正確に評価可能となった
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】3,260千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 360千円)