メディア統合及び応用統合に適した次世代データベースシステムの研究
【研究分野】情報システム学(含情報図書館学)
【研究キーワード】
データベース / マルチメディア / 統合技術 / データモデル / オブジェクト指向 / ビデオ・オーディオ / 協調支援作業環境 / アクティブ・データベース
【研究成果の概要】
科学研究費補助金総合研究(B)「メディア統合及び応用統合に適した次世代データベースシステムの研究」の全体研究集会を,平成5年12月13日(月)と14日(火)との両日に京都市の京大会館にて,データベース分野において精力的に活動している研究者(研究分担者を含む)を集めて行われた.この研究集会では,データベース分野における先進的な研究報告や研究発表が行われ,次世代データベースに関する研究討議が行われた.主な研究討議内容は以下のとおりである.
1. ビデオ・オーディオデータベース技術
2. CSCW(協調支援作業環境)とセキュリティ問題とデータベース技術の関係
3. 仮想現実システムのためのデータベース技術
4. マルチメディアデータベース構築のための時間/空間概念の取り扱い
5. 科学データベース構築のための発展型データベース技術
6. 地理情報処理へのデータベース技術の導入
7. 移動体端末のためのデータベース技術
8. オブジェクト指向データベースの高水準ビューの形式化
9. ハードウェアを用いたデータベース処理の高速化技術
10. 能動データベース
全体研究集会の翌日(12月15日(水)),京都大学工学部情報工学教室にて,主な研究分担者を集め,日本における「次世代データベースの研究」の進め方を以下の4点の課題を中心に検討した.
1. 高機能・高性能データベースシステム技術
2. メディア統合データベースシステム技術
3. 応用統合・発展型データベースシステム技術
4. 環境統合型データベースシステム技術
また,少人の研究分担者による集中的な小規模研究集会も数回行った.この1年を通して行った「メディア統合及び応用統合に適した次世代データベースシステムの研究」の成果は,研究報告書としてまとめた.
【研究代表者】