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九州大学 研究シーズDiscovery Saga
研究キーワード:九州大学における「感染症」 に関係する研究一覧:12
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発表日:2026年6月30日
1
自閉スペクトラム症に関わる脳内免疫細胞を発見
ASDモデルマウスでγδT細胞が脳に集まり、社会性行動の異常に関わることを解明 生体防御医学研究所 伊藤美菜子 准教授
 従来、自閉スペクトラム症(ASD)は、主に神経細胞や神経回路の異常によって起こる神経発達障害と考えられてきました。一方で近年、妊娠中の感染症や炎症など、免疫系の変化が脳の発達や行動に影響する可能性が注目されています。しかし、遺伝的要因によるASDにおいて、免疫細胞がどのように脳へ作用し、社会性行動の異常に関わるのかは十分に分かっていませんでした。 今回、研究グループは、ASDに関連する染色体異常を再現したモデルマウスにおいて、発達期の脳に特定の免疫細胞が集まり、社会性行動の異常を促す新たな仕組みを明らかにしました。 九州大学生体防御医学研究所の伊藤美菜子准教授、高山夏海大学...
キーワード:神経系/性行動/持続可能/持続可能な開発/神経発達/社会性行動/診断法/感染防御/免疫系/γδT細胞/インターロイキン/マウスモデル/炎症反応/染色体/生体防御/T細胞受容体/モデルマウス/T細胞/グリア/ケモカイン/マウス/ミクログリア/自閉症/受容体/神経回路/神経細胞/免疫細胞/サイトカイン/感染症/抗体/自閉スペクトラム症/染色体異常/妊娠/発達障害
他の関係分野:生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年3月26日
2
自然免疫細胞ILC3分化を制御するRORγt遺伝子の「段階的スイッチ機構」を発見
ILC3分化を制御する新たな遺伝子制御機構を解明-感染症制御やアレルギー疾患への応用に期待- 生体防御医学研究所 澤 新一郎 教授
図. 細胞の分化段階におけるRORγt発現制御機構の違い(免疫細胞の分化初期段階においてCNS(※8)11へのアクセス性の担保がRORγt発現を誘導するために必要。一方、分化後期においてはCNS9への転写因子結合がILC3などの自然免疫系細...
キーワード:塩基配列/持続可能/持続可能な開発/インフォマティクス/遺伝子改変/感染防御/病原体/免疫系/獲得免疫/抗原提示/APC/differentiation/クロマチン/遺伝子制御/炎症性腸疾患/胸腺/組織形成/免疫制御/リンパ球/生体防御/エンハンサー/Th1/Th17細胞/T細胞/マウス/遺伝子改変マウス/抗原/抗原提示細胞/自然免疫/制御性T細胞/転写因子/発現制御/分化誘導/免疫応答/免疫学/免疫細胞/アレルギー/遺伝子/遺伝子発現/疫学/感染症
他の関係分野:生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年2月25日
3
角膜炎の形を「数式」で説明
-角膜ヘルペスの多様な病変の形を数理モデルで再現-  医学研究院 / 医学系学府博士課程2年 三浦 岳 教授 / 増永 真理
角膜ヘルペスは、枝分かれした形や、先端が膨らんだ形、免疫抑制状態で見られる大きく広がった形など、特徴的な病変の見た目を示す角膜(※3)の感染症です。臨床現場では、こうした病変の形の違いを手がかりに診断が行われています。しかし、これらの病変の形がなぜ生じるのかについては、ウイルス感染の広がりと宿主の免疫反応の相互作用が関係していると考えられてきたものの、その仕組みを具体的に説明できる理論的な枠組みはこれまで示されていませんでした。本研究では、感染と免疫の相互作用に着目した数理モデルを用いることで、角膜ヘルペスに見られる多様な病変の形を再現できることを示しました。今回、九州大...
キーワード:青色光/持続可能/持続可能な開発/角膜/免疫抑制/解剖学/ヘルペスウイルス/ウイルス/医師/感染症/臨床研究
他の関係分野:生物学工学
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発表日:2026年1月23日
4
高校生はコロナ禍で抑うつになりにくくなっていた?
~心の変化を“地形図”で可視化、集団傾向を数理的に解析~ マス・フォア・インダストリ研究所 岩見 真吾 客員教授
名古屋大学大学院理学研究科の岩見 真吾 教授(兼 九州大学マス・フォア・インダストリ研究所 客員教授)・立松 大機 日本学術振興会特別研究員DC1(受入機関:名古屋大学)の研究グループは、東京大学大学院医学系研究科の小池 進介 教授(兼:東京大学国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構(WPI-IRCN)連携研究者)らとの共同研究により、東京ティーンコホート注5)の参加者84人の高校生を対象に毎月行われた抑うつに関するWEBアンケートのうち、コロナ禍前およびコロナ禍中のデータを、エネルギー地形解析を用いて解析しました。その結果、先行研究注6)と同様、本コホートの高校生集団全体として...
キーワード:無作為抽出/インテリジェンス/内部構造/行動特性/コロナ禍/持続可能/持続可能な開発/アンケート調査/シミュレーション/動特性/脳発達/生態学/精神医学/パンデミック/感染症対策/眼球運動/思春期/MRI/神経科学/うつ/うつ病/コホート/感染症/新型コロナウイルス感染症/精神疾患/放射線/抑うつ
他の関係分野:情報学数物系科学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年1月16日
5
木のナノファイバーで安定化した乳液により免疫活性化・調節に成功
〜樹木由来セルロースナノファイバーを用いた新しい免疫アジュバントに期待〜 農学研究院 畠山 真由美 助教 / 北岡 卓也 教授
感染症対策やがん免疫療法の進展にともない、ワクチンや免疫治療の効果を最大化する「免疫アジュバント」が世界的に注目を集めています。従来のアジュバントは、無機アルミニウム塩や石油由来界面活性剤で安定化したエマルションが多く、より強力かつ安全に免疫を誘導・調節できる新規アジュバントの開発が求められてきました。今回、木質由来セルロースナノファイバー(CNF)を固体界面活性剤として用いることで、水中油滴型のピッカリングエマルション※3を調製し、ヒト肝がん細胞やマクロファージにおける免疫応答の活性化・調節に成功しました。湖北大学(中国)の李淇副教授および九州大学...
キーワード:両親媒性/エマルション/ファイバー/微細化/持続可能/材料特性/持続可能な開発/ナノファイバー/アルミニウム/ナノサイズ/界面活性剤/熱膨張/比表面積/セルロース/セルロースナノファイバー/アジュバント/がん免疫/がん免疫療法/肝がん/感染症対策/免疫治療/免疫療法/がん細胞/ファージ/マクロファージ/抗原/免疫応答/ワクチン/感染症
他の関係分野:化学総合理工工学農学
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発表日:2025年10月7日
6
母牛から仔牛へ”腸内細菌のバトン”
~母牛への中鎖脂肪酸給与が腸内細菌叢を制御して仔牛の飼料効率を改善させる~農学研究院 髙橋 秀之 准教授
九州大学大学院農学研究院の山野晴樹大学院生(筆頭著者)、髙橋秀之准教授らは、理化学研究所生命医科学研究センターの宮本浩邦客員主管研究員、大野博司チームディレクター、理化学研究所環境資源科学研究センターの菊地淳チームディレクター、黒谷篤之研究員(研究当時)(現・農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)農業情報研究センター)、理化学研究所光量子工学研究センターの守屋繁春専任研究員、和田智之チームディレクターとの産学共同研究((株)兼松アグリテック、千葉大発ベンチャー(株)サーマス)によって、母牛の腸内細菌叢を制御することで、仔牛の腸内環境がコントロールされることを示しました。黒毛和種...
キーワード:オリゴ糖/持続可能/持続可能な開発/環境負荷低減/メタン/環境負荷/腸内フローラ/ビフィズス菌/好熱菌/食品産業/プロバイオティクス/炎症性腸疾患/短鎖脂肪酸/腸内環境/脂肪酸/有機合成/感染症/細菌/細菌叢/真菌/腸内細菌/腸内細菌叢/分娩/母乳
他の関係分野:化学工学総合生物農学
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発表日:2025年9月18日
7
新型コロナワクチンの継続的な接種を優先すべきは誰か?
~抗体応答不良の集団特定で接種戦略を最適化、感染拡大・重症化抑制へ~ マス・フォア・インダストリ研究所 岩見 真吾 客員教授
名古屋大学大学院理学研究科の岩見 真吾 教授(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所 客員教授)の研究グループは、福島県立医科大学の坪倉 正治 教授らとの共同研究により、COVID-19 mRNAワクチンの初回2回接種から1回目の追加接種後における血中IgG(S)抗体価の変動を解析し、「耐久型」「脆弱型」「急速低下型」という三つの特徴的な抗体応答パターンが存在することを明らかにしました。さらに、脆弱型と急速低下型の人では、他の型に比べて早期にブレイクスルー感染を経験していることも判明しました。また、ブレイクスルー感染を経験した人では、追加接種後100日以内における血中IgA(S)抗体価が、...
キーワード:インテリジェンス/最適化/情報学/危機管理/ポストコロナ/持続可能/持続可能な開発/シミュレーション/政策研究/IgA抗体/微生物学/変異株/微生物/病原体/SARS-CoV-2/アイソトープ/ウイルス学/病理/mRNA/パンデミック/健康管理/新型コロナウイルス/イミン/血液/免疫学/ウイルス/コホート/バイオマーカー/ワクチン/疫学/感染症/抗体/新型コロナウイルス感染症/放射線
他の関係分野:情報学複合領域工学農学
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発表日:2025年8月24日
8
敗血症性心筋症が生じる仕組みを解明・治療開発に向けた基盤を構築
~敗血症における多臓器不全に対する新たな治療開発に期待~ 九州大学病院 別府病院 池田 昌隆 助教
重症感染症では、全身の臓器機能が障害される「MODS」を伴い、“敗血症”と呼ばれる重篤な病態に至ります。敗血症の致死率は30%以上とされ、日本国内では年間約81,000人が亡くなっていると推定されています。これまで、敗血症における臓器障害は「細胞障害性低酸素(cytopathic hypoxia)」とされる概念的な現象によって説明されてきましたが、その詳細な仕組みは明らかではありませんでした。本研究により、MODSの代表的な臓器障害である敗血症性心筋症において、菌体成分に対する生体の過剰な免疫応答によって増加した低酸素応答因子(hypoxia-inducible factor-1,...
キーワード:筋細胞/持続可能/省エネ/持続可能な開発/生体内/機能解析/新規治療法/HIF-1α/hypoxia/炎症反応/治療標的/心筋/心筋細胞/心筋症/低酸素応答/低酸素応答因子/低酸素誘導因子/パンデミック/HIF/HIF-1/ミトコンドリア/リン脂質/低酸素/転写因子/敗血症/免疫応答/サイトカイン/感染症/脂質/脂質代謝/新型コロナウイルス感染症/生理学
他の関係分野:生物学工学総合生物
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発表日:2025年8月6日
9
BlueMemeと共同研究を進める九州大学研究グループ、複雑ネットワークを“グループ”から読み解く新技術を開発
国際学術誌に掲載、SNSや医療・化学分野での応用に期待 生体防御医学研究所 藤田 アンドレ 教授
株式会社BlueMeme(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宮脇 訓晴、以下 BlueMeme)は、ソフトウェア開発のさらなる効率化と高度化を目指し、2023年より九州大学との産学連携を通じて、ネットワーク構造の解析に関する共同研究を推進してまいりました。この取り組みの中で、BlueMemeと共同研究を行う九州大学 生体防御医学研究所の藤田アンドレ教授の研究グループが、複雑ネットワークの構造を分析する新たな手法を開発しました。この研究成果は、複雑なシステムの構造を「グループ同士の関係性」から読み解くという独自のアプローチにより、SNSや感染症拡大モデル、化学反応ネットワークなどへ...
キーワード:モデル選択/ソーシャルネットワークサービス(SNS)/ネットワーク解析/複雑ネットワーク/ソフトウェア開発/不確実性/産学連携/固有値/パラメータ推定/スペクトル/比較分析/ネットワーク構造/生体防御/感染症
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学工学
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発表日:2025年7月14日
10
動物成分を全く含まない、植物繊維のみでヒト幹細胞の制御培養に成功
〜免疫拒絶や感染リスクが少ない再生医療用新素材の開発を目指して~ 農学研究院 北岡 卓也 教授
再生医療は、病気やけがなどで機能が損なわれた組織や臓器を修復・再生する医療技術です。その実現には、からだの外でヒトの細胞を効率的かつ適切に培養する必要がありますが、これまではヒト以外の動物のコラーゲンや生体成分を抽出して培養基材に使う必要がありました。そのため、免疫拒絶や感染症リスクの観点から、動物成分を全く含まない(Xeno-free,ゼノフリー)細胞培養基材の開発が望まれていました。今回、樹木由来の構造多糖であるCNFの結晶表面特異的に、生体官能基の一種である硫酸基を導入することで、動物由来成分を全く使うことなく、ヒト骨髄由来の初代間葉系幹細胞(Mesenchymal stem...
キーワード:資源利用/ファイバー/微細化/持続可能/森林資源/持続可能な開発/地球環境/ナノファイバー/界面構造/ナノ構造/生体内/結晶構造/セルロース/セルロースナノファイバー/多糖類/生物資源/接着因子/筋肉/間葉系幹細胞/骨髄/軟骨/コラーゲン/官能基/幹細胞/再生医療/細胞接着/細胞培養/創薬/感染症
他の関係分野:複合領域工学総合生物農学
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発表日:2025年7月3日
11
エムポックス感染の拡大防止へ新たな指標
血中ウイルス量で皮膚病変を予測、治療戦略に貢献 マス・フォア・インダストリ研究所 岩見 真吾 客員教授
名古屋大学大学院理学研究科の岩見 真吾 教授の研究グループは、オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)/愛媛大学の三浦 郁修 博士および米国陸軍感染症研究所(USAMRIID)のPhillip R. Pittman 博士らとの国際共同研究により、エムポックス(クレードIa注3) )感染者における皮膚病変の症状進行に顕著な個人差があることを明らかにしました。また、発症時の血中ウイルス量がこれらの症状進行を予測する指標として有用である可能性を示しました。この成果により、感染初期段階で皮膚病変の今後の進行度を予測することが可能となり、現在流行中のエムポックスに対する治療戦略...
キーワード:インテリジェンス/危機管理/予測可能性/霊長類/沿岸環境/死亡率/血液/ウイルス/バイオマーカー/ワクチン/医師/感染症/公衆衛生
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学生物学工学
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発表日:2025年4月25日
12
クリプトコッカス症の原因真菌が病原性を失うメカニズムの解明
―新たな治療薬開発への道が拓かれるー 農学研究院 伊東 信 学術特任教員 / 石橋 洋平 助教
クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans、以下Cn)という酵母様真菌によって引き起こされるクリプトコッカス症は、HIV/AIDS等の免疫不全患者に致命的な影響を与えます。現在の治療薬には、耐性菌や深刻な副作用の問題があり、新たな治療薬の開発が強く求められています。 九州大学大学院農学研究院の渡辺 昂 特任助教(現、川崎医科大学助教)、永井正義 特任助教(現、大阪公立大学助教)、石橋洋平 助教、伊東 信 特任教授(現、学術特任教員、名誉教授)らの研究チームは、Cnの「液胞」1)で働く特定の酵素(EGCrP2/Sgl1)が欠損または...
キーワード:グルコース/持続可能/持続可能な開発/センサー/病原菌/感染防御/病原性/糖脂質/病原体/免疫系/免疫不全/細胞外小胞/AIDS/HIV/アシル化/オートファジー/ファージ/マウス/マクロファージ/細胞死/脂肪酸/樹状細胞/副作用/膜タンパク質/感染症/脂質/真菌/低栄養
他の関係分野:生物学工学農学