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九州大学 研究シーズDiscovery Saga
研究キーワード:九州大学における「カルシウム」 に関係する研究一覧:10
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発表日:2026年5月21日
1
細胞膜の急速な拡大を可能にする新たなメカニズムを解明
膜タンパク質を一時的に格納する細胞膜構造が細胞運動を支える 医学研究院 池ノ内順一 教授
 細胞が移動する際には、細胞膜が数秒程度で急速に広がる「ブレブ(※2)」と呼ばれる膨らみが形成されます。この現象は、免疫細胞が体内を移動する過程や、がん細胞が組織内を浸潤・転移する際にも利用される重要な細胞運動様式です。しかし、細胞膜は通常わずか2〜3%程度しか伸びることができず、このような急激な膜の拡大がどのように実現されているのかは長年の未解決問題でした。 九州大学大学院医学研究院生化学分野の池ノ内順一教授、システム生命科学府博士課程学生の前川悠輝と、東京大学大学院医学研究科分子生物学分野の水島昇教授、吉井紗織助教らの研究グループは、ブレブ形成時に細胞膜の根元で新たな膜陥入構造(...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/膜構造/カルシウムイオン/形態変化/細胞膜/細胞運動/浸潤/浸潤・転移/アポトーシス/カルシウム/がん細胞/細胞死/細胞分裂/膜タンパク質/免疫細胞/分子生物学
他の関係分野:工学総合生物農学
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発表日:2026年4月27日
2
高齢者の高血圧治療薬選択が死亡・心疾患のリスクに関連
医療ビッグデータの分析から明らかに 医学研究院 福田 治久 准教授
 野間久史 統計数理研究所/総合研究大学院大学教授、福田治久 九州大学大学院医学研究院准教授、砂田寛司 鳥取大学医学部附属病院講師らの研究グループは、75歳以上の後期高齢者における高血圧治療薬の選択が、その後の死亡や心疾患などの予後に与える影響について分析を行いました。500万人以上の大規模医療データベース(LIFE Study※1)をもとに、最新のデータサイエンスの方法である標的試験模倣※2(target trial emulation)を用いて、アンジオテンシン受容体拮抗薬※3とカルシウム拮抗薬※4の比較分析を行いました。その結果、アンジオテンシン受容体拮抗薬を用いたグループは、死亡リス...
キーワード:持続可能/持続可能な開発/比較分析/比較研究/アンジオテンシンII/ホルモン/筋肉/心臓/アンジオテンシン/カルシウム/血液/受容体/腎臓/臨床試験/血圧/高血圧/高齢者
他の関係分野:工学農学
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発表日:2026年4月7日
3
生殖細胞とがん細胞は同じ動きで血管外へ脱出する
〜がん転移の理解を深め、転移を抑える新たな治療戦略に期待〜 理学研究院 齋藤 大介 教授
がんによる死亡の大きな原因の一つは、がん細胞が血管を通って体の別の臓器へ広がる「血行性転移(以降、転移)(※3)」です。がん細胞が血管の外へ抜け出す「血管外遊出(※4)」は転移成立において重要な段階ですが、その細胞レベルの仕組みは十分に解明されていませんでした。一方、発生過程では血管内を移動する鳥類のPGCも、最終的に血管の外に遊出して生殖腺へ到達します。PGCとがん細胞はいずれも血管外へ遊出する能力を持ちますが、この過程の細胞運動の仕組みがどこまで共通しているのかは明らかではありませんでした。九州大学大学院理学研究院の齋藤大介教授、森田瑞基(システム生命科学府博士課程5...
キーワード:生殖/持続可能/持続可能な開発/カルシウムイオン/血流/リン酸/Ca2+/始原生殖細胞/生殖細胞/IP3受容体/カルシウムシグナル/細胞膜/細胞運動/細胞内シグナル/カルシウム/がん細胞/がん転移/シグナル分子/細胞移動/細胞骨格/細胞内カルシウム/受容体/小胞体/免疫細胞
他の関係分野:生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年3月13日
4
生きたまま組織を透明化できる試薬の開発
~正常機能を保持したまま透明化して神経細胞の活動を蛍光観察することに成功~ 医学研究院 今井 猛 主幹教授
哺乳類の生体組織の多くは不透明であり、光を使って組織の深部を観察することは困難です。死後にホルマリンなどで固定した組織標本については、近年、透明化試薬を使って透明化し、深部まで観察することが容易になりました。しかし、従来の透明化試薬は毒性や浸透圧(※2)が高く、細胞機能を維持することは困難でした。そのため、生きた哺乳類組織の透明化は実現していませんでした。本研究では、細胞の正常な機能を維持したまま、生きた組織の深部観察を可能にする透明化試薬「SeeDB-Live」を開発しました(図1)。九州大学大学院医学研究院の今井猛主幹教授、稲垣成矩助教、鹿児島大学、山梨大学らの研究グループは、...
キーワード:浸透圧/蛍光観察/持続可能/持続可能な開発/溶解度/屈折率/微細構造/神経活動/哺乳類/ウシ/生体組織/カルシウムシグナル/細胞膜/発生生物学/蛍光タンパク質/血清/細胞毒性/アルブミン/カルシウム/スフェロイド/マウス/蛍光顕微鏡/血液/神経科学/神経細胞/非侵襲
他の関係分野:生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年2月18日
5
四半世紀の観測でわかった冷たい北の海の変化
―カムチャツカ半島沖の海の酸性化や生物生産の推移― 応用力学研究所 竹村 俊彦 主幹教授
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸、以下「JAMSTEC」という。)地球環境部門むつ研究所 海峡・沿岸環境変動研究グループの脇田昌英 副主任研究員らの研究グループは、北太平洋西部亜寒帯域のカムチャツカ半島沖に位置する定点K2(北緯47度、東経160度)において、1999~2023年の25年間にわたって、海洋地球研究船「みらい」などで得られた生物地球化学観測データを解析しました。その結果、本海域では海洋酸性化が着実に進行していることに加え、生物生産の長期的な変化が明らかにされました。衛星および船舶観測データから、定点K2での海面水温は、年0.056℃の割合で上昇し、...
キーワード:環境変化/海洋酸性化/極域/生物地球化学/人間活動/影響評価/海洋/環境変動/地球温暖化/カルサイト/ブルーム/海面水温/海洋観測/気候変動/季節変動/地球化学/放射光/北太平洋/衛星/太陽/ケイ素/光合成/生物群集/光環境/太陽光/持続可能/沿岸環境/持続可能な開発/地球環境/ナノメートル/栄養塩/海洋環境/数値モデル/炭酸カルシウム/二酸化炭素/二酸化炭素/有機物/リン酸/生態系/アラゴナイト/プランクトン/温暖化/植物プランクトン/生物生産/カルシウム
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学化学生物学総合理工工学農学
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発表日:2026年2月6日
6
がん細胞の遊走に関わるブレブの形成機構の解明
CaMKIIによる「浸透圧駆動型膜変形機構(CODE)」の発見 医学研究院 池ノ内 順一 教授
私たちのからだを構成する細胞は、状況に応じて形を変えながら移動する能力を持っています。がん細胞が体内を移動・浸潤する際には、ブレブと呼ばれる球状の細胞膜突出を形成し、他の細胞などとの接着に依存しないアメーバ様の遊走を行います。しかし、ブレブがどのような仕組みで拡大するのか、その分子機構は未解明でした。九州大学大学院医学研究院生化学分野の池ノ内順一教授、同大学院システム生命科学府博士課程の藤井悠貴、および横浜市立大学大学院生命ナノシステム科学研究科の境祐二特任准教授らの研究グループは、がん細胞の遊走に関わるブレブ拡大が、従来とは異なる原理によって制御されていることを明らかにしました。...
キーワード:浸透圧/タンパク質複合体/持続可能/持続可能な開発/CaMKII/酵素活性/Ca2+/プロテインキナーゼ/カルモジュリン/細胞膜/浸潤/浸潤・転移/分子機構/カルシウム/がん細胞/キナーゼ/細胞内カルシウム/神経細胞
他の関係分野:生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年1月8日
7
“パブロフの犬”の新たな脳内機構の解明
~条件づけ学習における記憶痕跡細胞の役割~ 理学研究院 松尾 直毅 教授
パブロフの犬で有名な条件づけは、餌などの「無条件刺激」と、ベルの音のような「条件刺激」が結びつけられることにより生じる連合学習です。この学習が成立して記憶が形成されるためには、条件刺激が無条件刺激よりも少しだけ先行したタイミングで起きる必要があることが、100年以上も前から行動学的に知られています。しかし実際の脳内で、条件刺激を伝える具体的な神経細胞やその活動の様子は不明でした。このたび、九州大学大学院理学研究院の松尾直毅教授、小林曉吾助教、曾我部蓮(システム生命科学府大学院生)および共同研究者の寺前順之介准教授(京都大学大学院情報学研究科)らの研究グループは、海馬内で文脈情報を表...
キーワード:情報学/持続可能/光照射/持続可能な開発/センサー/分解能/カルシウムイオン/行動選択/神経活動/連合学習/チャネルロドプシン/細胞内カルシウムイオン/蛍光タンパク質/カルシウムイメージング/光遺伝学/イオンチャネル/イミン/カルシウム/マウス/ロドプシン/蛍光顕微鏡/細胞内カルシウム/神経細胞/PTSD/遺伝学/海馬/精神疾患
他の関係分野:情報学工学総合生物
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発表日:2025年11月12日
8
タンパク質品質管理に関わる小胞体内の新区画を発見
~糖尿病、ALS、アルツハイマー症などに対峙する革新的治療法開発に光~ 生体防御医学研究所 稲葉 謙次 教授
細胞内におけるタンパク質品質管理の破綻は多くの疾患を引き起こします。東北大学学際科学フロンティア研究所、大学院生命科学研究科(兼務)の奥村正樹准教授(国際卓越研究者:ディスティングイッシュトアソシエイトプロフェッサー)らの研究グループは、日韓英の17研究グループによる国際共同研究により、小胞体内に局在しカルシウム依存的に相分離するPDIA6が、その区画内での未成熟インスリンの凝集形成を抑える役割を果たしていることを見いだしました。この発見は、これまで一様と考えられてきた小胞体内が区画化されているという概念変革を与えるものです。PDIA6の相分離によるタンパク...
キーワード:品質管理/相分離/構造形成/スルフィド/タンパク質品質管理/細胞内小器官/ジスルフィド結合/持続可能/持続可能な開発/Ca2+/糖鎖修飾/筋萎縮/生体防御/インスリン/カルシウム/小胞体/生体分子/動的構造/膜タンパク質/立体構造/遺伝子/遺伝子発現/筋萎縮性側索硬化症 /糖尿病
他の関係分野:複合領域数物系科学化学生物学工学
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発表日:2025年10月29日
9
細胞接着面で互いの収縮力を感知し力学的情報を伝達する仕組みの解明
神経管閉鎖障害など上皮細胞シートの収縮異常による病態の理解に繋がる知見 医学研究院 池ノ内 順一 教授 / 松沢 健司 講師
私たちのからだを構成するさまざまな臓器は、上皮細胞シートが湾曲することで管状や袋状の構造を形成します。このような上皮細胞シートの変形は、細胞接着構造を裏打ちするアクトミオシン線維の収縮によって起こります。しかし、このアクトミオシン線維の収縮をどのように制御しているのかについては、不明な点が多く残されていました。九州大学大学院医学研究院生化学分野の松沢健司講師、池ノ内順一教授と、広島大学両生類研究センターの鈴木誠准教授らによる共同研究グループは、上皮細胞の接着装置において、細胞間の機械的張力を細胞内カルシウムシグナルに変換する仕組みを解明しました。細胞内カルシウム濃度を低下させると、...
キーワード:ゲーム/初期胚/両生類/持続可能/持続可能な開発/センシング/接合部/シナプス/アクトミオシン/ミオシン/カルシウムシグナル/発生生物学/分子機構/細胞シート/アクチン/カルシウム/メカノセンシング/形態形成/再生医療/細胞極性/細胞骨格/細胞接着/細胞内カルシウム/上皮細胞/神経細胞/遺伝子
他の関係分野:情報学生物学工学総合生物農学
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発表日:2025年8月7日
10
ウイルスは細胞同士の「会話」を乗っ取り感染を広げる
~インフルエンザの新たな感染メカニズムを発見、治療薬開発に期待~
最初に感染した細胞を起点に周囲の細胞にメッセージ(ADP)が送られ、細胞内カルシウムイオン(Ca2+)濃度が上昇する。それに伴い、周囲の細胞で感染が活発に起こる。北海道大学大学院医学研究院の藤岡容一朗准教授、小澤史弥氏、大場雄介教授...
キーワード:ゲーム/学際研究/持続可能/持続可能な開発/病原微生物/カルシウムイオン/微生物学/リン酸/微生物/Ca2+/細胞内カルシウムイオン/ウイルス学/細胞膜/アデノシン/ATP/インフルエンザ/インフルエンザウイルス/カルシウム/細胞生物学/細胞内カルシウム/受容体/創薬/ウイルス/ワクチン/生理学
他の関係分野:情報学環境学工学総合生物農学