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研究キーワード:九州大学における「土壌」 に関係する研究一覧:10件
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発表日:2026年3月25日
1
遺伝子組換えを使わず、鉄を多く含むコメの開発に成功
~鉄欠乏性貧血対策につながる新しい育種技術~ 農学研究院 熊丸 敏博 特任教授
東京農業大学 応用生物科学部の齋藤 彰宏 助教らの研究グループは、九州大学(熊丸 敏博 特任教授)、千葉大学(浦口 晋平 准教授)、東京大学(藤原 徹 教授)との共同研究により、遺伝子組換えを用いずに鉄含量を高めたイネ系統の開発に成功しました。本研究では、鉄欠乏応答を制御するHRZ1遺伝子1)に新規変異をもつイネ変異体を発見し、その変異を利用して鉄を多く含む実用的な育種系統を確立しました。開発したイネでは、葉および玄米中の鉄含量が従来品種の約2~3倍に増加し、通常私たちが食べる白米(胚乳)部分にも鉄が多く蓄積することが確認されました。また、鉄が不足しやすいアル...
キーワード:突然変異/カドミウム/重金属/持続可能/持続可能な開発/鉄欠乏/変異体/イネ/土壌/遺伝子/遺伝子変異
他の関係分野:環境学工学農学
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発表日:2026年3月24日
2
遺跡の土壌から過去の人のDNAが明らかに
―古人骨の周囲の土壌にはその人のDNAも含まれる― 比較社会文化研究院 澤藤 りかい 講
九州大学大学院比較社会文化研究院の澤藤りかい講師やコペンハーゲン大学のMikkel W. Pedersen助教などの国際共同研究グループは、遺跡の土壌からDNAを抽出・分析し、特に古人骨の周辺土壌にその人に由来するDNAが含まれることを世界で初めて明らかにしました。古人骨のDNA分析は、過去の人々の移動や拡散の歴史を明らかにしてきました。しかし現状では、骨の保存状態が良い地域(ヨーロッパなど冷涼・乾燥した環境)に分析対象が偏っており、日本や東南アジアのような高温多湿や酸性土壌の地域では、骨が分解されて残らないケースが多く、遺伝情報の解析が困難でした。近年、古代DNA解析技術の進展に...
キーワード:デルタ/遺伝情報/ネアンデルタール人/ミトコンドリアDNA/古人骨/古代DNA/持続可能/文化財保護/持続可能な開発/酸性土壌/土壌/DNA分析/ミトコンドリア
他の関係分野:複合領域生物学工学農学
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発表日:2026年2月18日
3
大規模環境DNA調査から沿岸魚分布を決める要因を探る
―魚類相を形成する複雑な海流の働きが明らかにー 工学研究院 清野 聡子 准教授
近年、人間活動や気候変動による魚類の分布の変化が報告されており、その現状把握や予測には分布に影響する要因を解明することが不可欠です。 東北大学・海洋研究開発機構変動 海洋エコシステム高等研究所(WPI-AIMEC)の長田穣准教授および九州大学大学院工学研究院の清野聡子准教授・同研究院附属環境工学研究教育センターの會津光博学術研究員(研究当時)・千葉県立中央博物館・北海道大学・京都大学・神戸大学・島根大学・龍谷大学・鹿児島大学・かずさDNA研究所らからなる共同研究グループは、日本全国528地点に及ぶ大規模な環境DNA調査を実施し、沿岸魚1,220種(現在論文で報告されている種の約44...
キーワード:フィールド調査/人間活動/海洋/海洋観測/気候変動/日本列島/データ解析/持続可能/持続可能な開発/海洋環境/土壌/海洋生態/海洋生態学/環境DNA/生態学/生物多様性
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学農学
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発表日:2026年1月23日
4
シカによるササ消失が土壌動物に与える影響は気候に左右される
—土壌侵食が起きやすい多雨・少雪地域で深刻な影響が出ることを解明— 農学研究院 片山 歩美 准教授
近年、日本各地の天然林では個体数の増加したニホンジカ(以下シカ)の採食に伴い、ササ類などの下層植生が減少しています。ササの消失は土壌侵食を引き起こし、森林の養分循環などの重要な生態系機能を支えている土壌に棲む生き物(土壌動物)を劣化させます。土壌侵食の発生程度は気候条件の影響も受けます。しかし、降水量や積雪量など気候条件の違いがササ消失後の土壌侵食や土壌環境・土壌動物にどのように影響するのかは分かっていませんでした。九州大学大学院生物資源環境科学府 博士後期課程の川上えりか氏、九州大学大学院農学研究院の片山歩美准教授、福岡大学理学部の菱拓雄教授の研究グループは、九州山岳地域と山陰山岳地域とい...
キーワード:気候変動/持続可能/持続可能な開発/生態系/ニホンジカ/森林生態/森林生態系/生態系機能/節足動物/天然林/土壌/土壌動物/生物資源/生物多様性/関節
他の関係分野:数物系科学工学農学
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発表日:2025年12月13日
5
銅を“鉱石レベル”まで高濃縮する新規微生物を発見
-鉄酸化細菌による銅の濃縮機構を解明し、バイオマイニングへ期待- 理学研究院 濱村 奈津子 教授
愛媛大学大学院農学研究科 光延聖 教授、谷本和也 大学院生は、理化学研究所 加藤真悟 上級研究員、日本原子力研究開発機構 徳永紘平 研究員、九州大学大学院理学研究院 濱村奈津子 教授との共同研究によって、銅を“鉱石レベル”まで濃縮固定できる新規鉄酸化細菌を初めて純粋分離(用語解説3)し、その強力な鉄酸化作用が銅の高濃縮を引き起こす仕組みを明らかにしました。本成果は、微生物を利用した有価金属回収(バイオマイニング)や環境浄化技術の開発に繋がる重要な結果です。なお、本成果は、2025年11月30日付で米国Wiley社から刊行された国際科学誌『Environmental Microbio...
キーワード:環境浄化/重金属/バクテリア/堆積物/電子供与体/カーボンニュートラル/持続可能/ボトルネック/酸化鉄/持続可能な開発/電気伝導/カーボン/電気伝導性/原子力/酸化物/電子顕微鏡/二酸化炭素/熱伝導/有機物/土壌/微生物/ゲノム解析/受容体/ウイルス/ゲノム/遺伝子/細菌
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学農学
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発表日:2025年11月6日
6
植物の栄養環境応答の新しいしくみを発見
~植物の窒素利用効率の向上と生長促進への応用に期待~ 理学研究院 楠見 健介 講師
植物は土壌中の窒素濃度に応じて根の構造を大きく変化させます。窒素が豊富な環境では「窒素が十分に存在する」と判断し、不要なエネルギー消費を避けるために根の生長を抑制することが知られていましたが(図1)、その詳細なメカニズムはこれまで不明でした。このたび、九州大学大学院理学研究院の楠見健介 講師、伊藤和洋 大学院生(研究当時)、園田智也 大学院生らの研究グループは、神戸大学大学院理学研究科の深城英弘 教授、九州工業大学大学院情報工学研究院の花田耕介 教授、中部大学応用生物学部の鈴木孝征 教授、熊本大学大学院先端科学研究部の檜垣匠 教授らの研究グループとの共同研究により、モデル植物のシロ...
キーワード:アブラナ科/窒素利用効率/エネルギー消費/持続可能/持続可能な開発/窒素代謝/オーキシン/ゲノム配列/シロイヌナズナ/農地/環境応答/土壌/遺伝子操作/アミノ酸/グルタミン酸/シグナル分子/ゲノム/遺伝子
他の関係分野:生物学工学農学
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発表日:2025年10月2日
7
液晶と高分子の複合材料で生じる新しい電気流体現象
~ポストディスプレイ技術やエネルギー利用への応用に期待~ 工学研究院 日高 芳樹 助教
高分子の細かい網目構造の中に液晶を閉じ込めると、「高分子ネットワーク液晶」ができます(図)。この材料は、電圧で透明と不透明を切り替えるスマートガラスや、高速応答のディスプレイなどへの応用が実現されてきました。しかしこれまでの研究は、主に材料化学として静的な性質に注目しており、電圧を加えたときに生じる流れの構造や電流など、動的な物理現象は十分に理解されていませんでした。こうした動的な現象の解明は、新しい液晶応用の可能性を広げることが期待されています。それだけでなく、液晶を「小さな流体実験室」として利用することで、他分野の現象を理解する手がかりにもなり得ます。九州大学大学院工学研究院の...
キーワード:資源利用/ソフトマター/閉じ込め/ディスプレイ/液晶/高分子/高分子ゲル/エネルギー利用/シリカゲル/レンズ/持続可能/持続可能な開発/シリカ/多孔質/多孔質媒体/複合材/複合材料/土壌/日常生活
他の関係分野:複合領域数物系科学化学工学農学
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発表日:2025年8月9日
8
クルミの葉から他の植物の生育を抑える新たな成分を発見
~環境に優しいバイオ除草剤の開発に期待~ 薬学研究院 坂元 政一 准教授
アレロパシー(他感作用)は、ある植物が特定の化学物質を放出して周囲の植物の成長などに影響を及ぼす現象であり、生育を抑制するアレロケミカル(※3)は天然由来の除草剤の候補として注目されています。クルミ属の植物は強いアレロパシー活性を示すことが知られており、長い間その原因物質はジュグロン(※4)であると考えられてきました。九州大学大学院薬学研究院のPoomraphie Nuntawong助教、森元聡名誉教授、坂元政一准教授らの研究グループは、順天堂大学薬学部の宮本智文教授、チュラロンコン大学薬学部のVaralee Yodsurang助教と共同で自然の環境を模倣した土壌ベースのバイオアッ...
キーワード:バイオアッセイ/化学物質/キノン/持続可能/持続可能な開発/除草剤/ジャスモン酸/細胞壁/土壌/二次代謝/生合成/二次代謝産物/微生物/代謝産物/ストレス応答/小胞体/小胞体ストレス/小胞体ストレス応答/天然化合物/ストレス
他の関係分野:環境学化学工学農学
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発表日:2025年5月29日
9
“難培養”微生物を育てる鍵はオーダーメイド!
鉄酸化菌の高効率培養に成功、環境浄化へ期待 理学研究院 濱村 奈津子 教授
愛媛大学大学院農学研究科 光延聖教授、同じく農学研究科の内島智貴大学院生(研究当時)は、理化学研究所 加藤真悟上級研究員、広島大学 白石史人教授、日本原子力研究開発機構 徳永絋平研究員、九州大学 濱村奈津子教授、東京海洋大学 牧田寛子准教授らとの共同研究によって、これまで純粋培養が非常に難しかった鉄酸化細菌の培養効率を大幅に向上する方法を確立しました。鉄をエネルギー源として生きる「鉄酸化細菌」(用語解説1)は、地下水や温泉、湿地など(図3)自然界のさまざまな場所に広く分布し、鉄の酸化反応を通じて地球規模の鉄循環に寄与しています。さらに、彼らが作り出す鉄酸化物(図1)は、ヒ素や銅など...
キーワード:酸素濃度/海洋/環境浄化/重金属/バクテリア/堆積物/地球化学/化学組成/電子供与体/酸化還元反応/持続可能/メディエーション/還元反応/酸化鉄/持続可能な開発/水環境/バイオレメディエーション/栄養塩/環境負荷/原子力/酸化還元/酸化物/二酸化炭素/有機物/難培養/土壌/微生物/遺伝子解析/細胞増殖/酸化反応/受容体/遺伝子/細菌
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学農学
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発表日:2025年5月13日
10
土壌微生物バイオマスの新たな測定法を約40年ぶりに提案
農学研究院 平舘 俊太郎 教授
土壌中に微生物として存在している有機物の量(土壌微生物バイオマス)は、土壌の全有機炭素量注1の1%程度である一方、植物が利用可能な栄養成分の供給源として重要です。また、人為的な二酸化炭素(CO₂)排出量の約10倍に相当する土壌からのCO₂放出を左右する要因にもなっており、土壌微生物バイオマスの時空間変動把握は地球環境の将来変化を正確に予測するうえでも重要です。しかし、1970年代~90年代に確立された従来の土壌微生物バイオマス測定法では、劇物でもあるクロロホルムの利用が必要である他、採取後間もない新鮮な土壌を必要とするなど、地球規模の巨大データセット構築に向け多くの障壁...
キーワード:安定同位体比/安定同位体/火山灰/電気伝導度/同位体/同位体比/持続可能/持続可能な開発/地球環境/電気伝導/原子力/二酸化炭素/二酸化炭素/有機物/土壌学/バイオマス/土壌/土壌微生物/微生物
他の関係分野:環境学数物系科学工学農学
九州大学 研究シーズ