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九州大学 研究シーズDiscovery Saga
研究キーワード:九州大学における「数値シミュレーション」 に関係する研究一覧:5
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発表日:2026年5月15日
1
血球細胞と周囲組織間の酸素輸送動態をシミュレーションすることに成功
物質輸送現象の解析を可能にする新しい数理基盤の構築 工学研究院 武石 直樹 准教授
 生命活動に不可欠な酸素循環は,血液中の主要な細胞である赤血球と,血管を介した組織との間の酸素授受によって達成されます。このプロセスは,赤血球膜*4に覆われた細胞内のヘモグロビンが肺で取り込まれた酸素と結合し,輸送先の各臓器で酸素を解離するという,化学反応と物質輸送に支持されています。このように,生体内の酸素動態は,物理的界面である赤血球膜と血管を介して,化学反応・移流・拡散・消費といった階層が異なる複数の現象が同時に進行するため,その全体像を捉えることは実験的にも計算科学的にも困難とされてきました。一方で,酸素動態の可視化は,生命活動の根幹を描像することそのものであり,その技術的達成が望ま...
キーワード:空間分布/酸素濃度/輸送現象/数値シミュレーション/材料科学/流動特性/持続可能/持続可能な開発/粘性流体/物質輸送/シミュレーション/ネットワーク構造/計算力学/動特性/二酸化炭素/流体力/流体力学/親水性/酸素分圧/生体内/炭化水素/脂質二重膜/人工臓器/毛細血管/ゆらぎ/ヘモグロビン/リン脂質/血液/赤血球/低酸素/脂質/生理学
他の関係分野:環境学数物系科学工学総合生物農学
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発表日:2025年10月14日
2
盛夏期に出現するモンスーンジャイアの実体を解明
~台風の外側循環が巨大な渦を形成~ 理学研究院 川村 隆一 教授
総観スケール(数日のスケール)でみられるモンスーンジャイア(モンスーン渦)は主として熱帯低気圧(台風)の外側循環(水平規模~2500km)によって形成されている。新しい台風の外側循環に交替することでモンスーンジャイアは持続し、水蒸気コンベアベルトがその外側循環の交替に大きく寄与している。10日平均や月平均場では、モンスーンジャイアは積雲対流加熱に対するロスビー波(※1)応答の性格が強まる。このように多重時間スケールの構造がモンスーンジャイアの本質である。論文情報盛夏期(特に8月)の日本の南方海上に出現する巨大な反時計回りの渦はモンスーンジ...
キーワード:フラックス/アジアモンスーン/モンスーン/ロスビー波/水蒸気/大気波動/数値シミュレーション/惑星/持続可能/持続可能な開発/コリオリ力/シミュレーション/ハザード
他の関係分野:環境学数物系科学工学
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発表日:2025年8月6日
3
次元を超えて共通する量子もつれの法則の発見
~熱的有効理論を用いた新しい量子情報へのアプローチ~ 高等研究院 楠亀 裕哉 准教授
「量子もつれ」の構造の解明は、理論物理と量子情報の双方にとって中心的課題ですが、これまでの研究の多くは1+1次元に限定されています。量子もつれ構造の解析は1+1次元を超えると急激に難しくなり、高次元の量子もつれ構造に対する新しい解析手法が望まれていました。九州大学高等研究院の楠亀裕哉准教授(理化学研究所数理創造研究センター客員研究員を兼務)、カリフォルニア工科大学の大栗博司教授(東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構教授を兼務)およびSridip Pal研究員からなる共同研究グループは、近年素粒子論において高次元理論の解析を大きく前進させた「熱的有効理論」と呼ばれる手法に...
キーワード:情報理論/重力理論/素粒子論/量子もつれ/量子重力/量子重力理論/量子情報/量子多体系/エントロピー/素粒子/一般相対性理論/数値シミュレーション/シミュレーション/量子力学
他の関係分野:情報学数物系科学工学
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発表日:2025年4月12日
4
拍動流中における柔軟な粒子の局在化現象を発見
~細胞分離・検診・創薬における新戦略の提示~ 工学研究院 武石 直樹 准教授
ヒト血液の輸送は特定の周波数を有する拍動流であることからも、非定常な流れ(※3)(時間的に変化する流れ)における変形粒子の挙動の解明は、生命現象を維持する力学の理解にとどまらず、医療デバイス設計に関わる基礎的知見と言えます。しかしながら、流路中を流れる粒子の変形と位置を実験的に追跡することは困難であるため、細胞のような柔軟な粒子がそもそも流路内の拍動流中で「どこ」を「どのように」安定して流れるのか、という物理は自明ではありませんでした。九州大学大学院工学研究院の武石直樹准教授は、京都大学数理解析研究所の石本健太准教授、東京電機大学工学部の横山直人教授および沖縄科学技術大学院大学のM...
キーワード:数値シミュレーション/持続可能/持続可能な開発/シミュレーション/マイクロ/マイクロ流体/周波数/数値解析/体系化/拍動流/スクリーニング/マイクロ流体デバイス/血液/細胞分離/創薬
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2025年3月25日
5
令和6年9月能登半島豪雨の発生要因を解明
~海洋熱波が台風の遠隔降雨を増幅~
令和6年(2024年)9月21日午前を中心に能登半島北部で記録的な豪雨が発生し、同時多発的な斜面崩壊や土石流・泥流による甚大な災害が引き起こされました。秋雨前線の降水帯が対馬海峡から能登半島へ延び、半島北部では48時間積算のレーダー解析雨量の最大値が512mmに達していました。本研究で、九州大学大学院理学研究院の川野哲也助教と川村隆一教授の研究グループは、高解像度数値シミュレーションと大気再解析データを併用して、能登半島奥能登地域に記録的豪雨をもたらした降水システム(線状降水帯を含む)を再現し、その発生・持続メカニズムの全容を解明しました。解析結果から、①本豪雨は台風14号(Pul...
キーワード:産学連携/海洋/海面水温/水蒸気/数値シミュレーション/持続可能/持続可能な開発/シミュレーション/ハザード/境界条件/斜面崩壊/土石流
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学農学