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九州大学 研究シーズDiscovery Saga
研究キーワード:九州大学における「対称性」 に関係する研究一覧:11
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発表日:2026年6月18日
1
自然法則に現れる「自由に選べる数」の由来に迫る
量子重力における自由パラメータの謎に新たな手掛かり 高等研究院 楠亀裕哉 准教授
 自然界を記述する理論には、拡大・縮小しても同じ性質が保たれるものがあり、これを「共形場理論(※2)」と呼びます。さらに、一部の共形場理論では、ある種のパラメータを調整することで、共形対称性(※3)を保ったまま理論を少しずつ変化させることができます。このとき、理論を連続的に変えるパラメータはどこからやって来るのか、という根本的な問いが生じます。 本研究では、連続パラメータを動かす役割を担う局所演算子を理論の中で構成することで、連続パラメータの起源を明らかにしました。 九州大学高等研究院の楠亀裕哉准教授(理化学研究所(理研)数理創造研究センター客員研究員を兼務)、欧州原子核研究...
キーワード:AdS/CFT対応/CERN/CFT対応/くりこみ群/ホログラフィー/ホログラフィー原理/共形場理論/原子核/弦理論/場の量子論/対称性/量子重力/量子論/臨界現象/一般相対性理論/持続可能/持続可能な開発
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2026年6月2日
2
鉄と水素の結合を結晶内で安定化
レドックス非対称性で鉄系酸水素化物を実現 工学研究院 藤井進 准教授
 酸水素化物は、酸化物中に負の水素イオン(ヒドリド)を導入した材料で、触媒などへの応用が期待されています。特に、組み合わせる遷移金属種が機能を決める重要な要素であり、安価で低毒性な鉄は有望視されています。一方で、鉄系酸化物を強く還元すると、ヒドリドが入らずに酸素が抜けた酸素欠損相へ変化するため、鉄系酸水素化物は未開拓でした。 京都大学大学院工学研究科 笹原悠輝 特定研究員(学振PD)(研究当時、現:北海道大学大学院工学研究院 助教)、同研究科 陰山洋 教授、九州大学大学院工学研究院材料工学部門 藤井進 准教授、名古屋工業大学物理工学類 壬生攻 教授、東京科学大学理学院化学系 八島正知...
キーワード:対称性/非対称性/タンタル/酸化還元反応/ヒドリド/酸素欠損/遷移金属/ペロブスカイト/持続可能/還元反応/持続可能な開発/材料設計/水素化物/酸化還元/酸化物/水素化/レドックス
他の関係分野:数物系科学化学工学
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発表日:2026年5月3日
3
高効率かつ高耐久で円偏光を示す新規発光ラジカルを開発
3Dディスプレイ、バイオイメージング、レーザー応用に期待 先導物質化学研究所 アルブレヒト 建 准教授
 赤色から近赤外領域で円偏光発光(CPL)を示すキラル*5な有機小分子(SOMs)は、3Dディスプレイやバイオイメージングなどへの応用が期待され注目されています。しかし、これまでに報告されているCPL材料の発光は青~緑色に集中しており、赤~近赤外領域のCPL材料は多くありません。その主な要因として、広いπ共役系を有するキラル分子の合成が困難であることや、一般には赤~近赤外の発光では理論的に発光が起こりにくく発光効率(PLQY)が低いことが挙げられます。九州大学 先導物質化学研究所のアルブレヒト建准教授、大学院総合理工学府博士課程2年の中村和宏、東京都立大学 石割文崇准教...
キーワード:3Dディスプレイ/対称性/非対称性/閉じ込め/量子情報/スペクトル/近赤外/分子構造/π共役系/円偏光発光/キラリティー/キラル/スチレン/ディスプレイ/ポリスチレン/円偏光/発光材料/持続可能/持続可能な開発/レーザー/耐久性/微粒子/バイオイメージング/ラジカル
他の関係分野:情報学数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2026年4月23日
4
同位体によるラマンスペクトル変化の起源を体系的に解明
フォルステライトの酸素同位体効果を第一原理計算で明らかに 理学研究院 荒川 雅 准教授
 酸素同位体比は、地球環境や生命活動、さらには太陽系形成過程を解明するための重要な指標です。しかしながら、微小な鉱物粒子に対し、試料を破壊せずに同位体情報を取得することは難しく、新たな分析手法の確立が求められています。 九州大学 大学院理学研究院の荒川雅 准教授は、かんらん石の一種であるフォルステライト(Mg2SiO4)において、含まれる酸素同位体(16O,17O,18O)比の違いがラマンスペクトルに与える影響を、第一原理計算(※3)により体系的に解明しました。 これ...
キーワード:対称性/ラマンスペクトル/酸素同位体/酸素同位体比/地球深部/中性子/同位体/同位体組成/スペクトル/フォルステライト/恒星/新星/太陽/太陽系/超新星/同位体比/惑星/隕石/ラマン/DFT/持続可能/持続可能な開発/地球環境/マイクロ/マグネシウム/境界条件/第一原理/第一原理計算/同位体効果/同位体分析/分解能/密度汎関数理論/量子力学/SPECT/空間分解能/ラマン分光/体組成
他の関係分野:数物系科学総合理工工学
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発表日:2026年3月17日
5
エキゾチックな対称性を持つ理論の存在を示唆する解析的・数値的証拠を発見
高等研究院 カイディ ジャスティン 准教授
「対称性」は理論物理学において中心的な役割を果たしており、物理系を特徴づける強力な道具です。特に、2次元共形場理論では豊富な種類の対称性が実現されており、それらは融合圏という数学的枠組みで記述されます。しかし、Haagerup融合圏で記述される対称性を実現する2次元共形場理論は未だ知られておらず、その実現は長年の未解決課題です。九州大学高等研究院のKaidi Justin准教授、大学院理学府の本田大和博士課程大学院生、プリンストン大学のJan Albert 研究員、中国科学院大学カブリ理論科学研究所のYunqin Zheng助教からなる共同研究グループは、数学者によってその存在を予...
キーワード:ブートストラップ/共形場理論/場の量子論/対称性/量子論/臨界現象/持続可能/持続可能な開発/トラップ
他の関係分野:情報学数物系科学工学
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発表日:2026年3月3日
6
心臓の拍動を生み出す回路の設計図を解明
~体の左右を決める情報が、心臓の中で背腹方向の位置情報に読み替えられることを発見~ 医学研究院 目野 主税 教授
心臓の拍動は、房室結節 (※2)、房室束 (※3) などからなる刺激伝導系によって制御されています。房室結節や房室束は、発生の途中で心臓の「房室管(※4)」や「心室間リング (※5)」と呼ばれる領域から形成されることが知られていましたが、なぜ心臓の特定の位置に正確に配置されるのかは長年不明でした。九州大学病院 心臓外科の城尾邦彦助教、同大学院医学研究院 発生再生医学分野の松岡良平助教、京都府立医科大学大学院医学研究科 生体機能形態科学の八代健太教授、九州大学大学院医学研究院 発生再生医学分野の目野主税教授らの研究グループは、体の左右を決める「左右軸」が、心臓形成の過程で局所的に「背...
キーワード:位置情報/対称性/非対称性/機能形態/持続可能/持続可能な開発/先天性心疾患/心臓/再生医学/発生学/マウス/形態形成/再生医療/転写因子/不整脈
他の関係分野:情報学数物系科学生物学工学
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発表日:2026年1月30日
7
分子モーターによる秩序形成の原理を解明
~細胞内の「秩序」が生まれる仕組みを発見~ 先導物質化学研究所 森 俊文 准教授
千葉大学大学院理学研究院の原口武士助教、伊藤光二教授、京都大学大学院工学研究科の井上康博教授、九州大学先導物質化学研究所の森俊文准教授、大阪大学大学院理学研究科の松野健治教授らの研究グループは、細胞内のタンパク質が、特別な設計図や指令がなくても、自ら秩序だった構造を作り出す仕組みを明らかにしました。またその仕組みとして、分子モーター (ミオシンCcXI)注1)とアクチン注2)という2種類のタンパク質の相互作用だけで、アクチンが自律的に集まり、一方向に回転し続けるリング状の秩序構造が自律的に形成されることを示しました (図1、および巻末の二次元コード...
キーワード:対称性/非対称性/構造形成/キネシン/ダイニン/モータータンパク質/加水分解/水分解/持続可能/持続可能な開発/秩序構造/モーター/アクチン繊維/バイオマテリアル/ミオシン/分子モーター/ナノテクノロジー/ATP/アクチン/細胞骨格
他の関係分野:数物系科学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年1月21日
8
染色体DNAの二方向複製のしくみ
薬学研究院 片山 勉 教授
染色体DNAでは複製起点から左右の二方向に複製反応が進みます。これは生物学の基本原理であり、高校理科の生物でも学習します。実際、高校生物の教科書では、複製反応を先導するヘリカーゼが複製起点に二分子結合すること、そして、それらがそれぞれ反対方...
キーワード:DNA結合/相互依存/対称性/非対称性/持続可能/持続可能な開発/染色体複製/染色体/大腸/分子機構/DNA複製/細胞増殖/大腸菌/分子生物学
他の関係分野:複合領域数物系科学工学農学
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発表日:2025年8月30日
9
世界初、室温における二次元層状磁石の電気的磁気制御
~層状物質の隙間を電気的に精密制御し、二次元磁石の磁気特性を効率的に操作~ 理学研究院 木村 崇 教授
二次元層状物質(※1)は、高い電気伝導性、柔軟性、透明性などの優れた特性を備えており、多彩な応用が提案されています。中でも、次世代エレクトロニクスにおける新材料として、近年特に大きな注目を集めています。さらに、近年では強磁性を示す二次元層状物質も発見され、「二次元磁石」として磁気記録やスピントロニクス(※2)への応用が期待されています。中でも Fe₃GaTe₂ は、室温で磁性を維持するだけでなく、強い磁気異方性と優れた熱電特性を併せ持つことから、熱電デバイス(※3)への応用も有望視されています。通常、強磁性体の磁気特性は磁場やスピン流によって制御されますが、磁気異方性の増加に伴い、より大きな...
キーワード:スピンホール効果/スピン軌道相互作用/ナノエレクトロニクス/ネルンスト効果/磁気抵抗/対称性/電気分極/二次元物質/熱電効果/ホール効果/異方性/磁場/スピン依存伝導/空間反転対称性/原子層/磁気異方性/磁気抵抗効果/磁気伝導/磁性体/磁区構造/スピン注入/スピン流/トンネル磁気抵抗効果/メモリ/巨大磁気抵抗効果/強磁性/層状物質/半導体材料/物性制御/誘電体/持続可能/空隙構造/持続可能な開発/透明性/巨大磁気抵抗/強磁性体/強誘電体/磁気特性/垂直磁気異方性/電気伝導/熱電変換/電気伝導性/グラフェン/スピン/スピントロニクス/トンネル/磁気記録/低消費電力/半導体
他の関係分野:数物系科学総合理工工学
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発表日:2025年7月4日
10
励起状態における対称性の破れが光物理特性を制御
~ヤーン・テラー歪みによる励起状態の局在化を10フェムト秒の超高速分光で観測~ 理学研究院 宮田 潔志 准教授 / 恩田 健 教授
分子材料の光機能は、分子の構造や対称性と密接に関係しています。中でも、光励起によって分子の対称性が変化する現象が、光物理特性にどのような影響を与えるのかは、近年注目されつつある重要な課題です。しかしこのような励起状態における対称性変化と光機...
キーワード:コヒーレント/パルス/強い相互作用/光物性/対称性/量子化/振動分光/典型元素/量子化学/励起状態/量子化学計算/らせん構造/金属錯体/遷移金属錯体/有機分子/光機能/対称性の破れ/遷移金属/光励起/超高速分光/発光材料/分子振動/持続可能/持続可能な開発/光機能材料/光電変換/電子構造/電子状態/アルミニウム/フェムト秒/機能材料/機能性/SPECT/構造変化/配位子/分子設計
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年6月27日
11
面内ひずみを水で調節して二次元MOFの空間反転対称性を破る
~巨大分極を示す強誘電イオン伝導体開発のための新構造モチーフ~ 理学研究院 大谷 亮 准教授
設計が極めて難しい空間反転対称性の破れた*1 二次元MOF*2 を合成し、新しい強誘電イオン伝導体*3 として機能することを見いだした。従来の強誘電体の約1000倍の分極値*4 を達成した。水蒸気に応答した第二次高調波発生(SHG)*5 の変換を達成した。研究内容と成果今回、九州大学大学院理学研究院の大谷亮准教授、宋衍慶氏(2024年9月修士課程卒業)、時雨新氏、村上優介氏、平松光太郎教授、Le Ouay Benjamin(ルウェ ...
キーワード:空間反転対称性の破れ/水分子/対称性/水蒸気/プロトン伝導/高分子/空間反転対称性/配位高分子/対称性の破れ/イオン伝導体/プロトン伝導体/SHG/高調波/双極子/分極反転/誘電体/誘電特性/イオン伝導/強誘電体/固体電解質/電池/燃料電池/ヒステリシス/ひずみ/周波数/電解質/機能性/結晶構造/プロトン/プロトン移動
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学