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京都大学 研究シーズDiscovery Saga
研究キーワード:京都大学における「極地」 に関係する研究一覧:7
2次検索
情報学 情報学複合領域 複合領域環境学 環境学数物系科学 数物系科学化学 化学生物学 生物学総合理工 総合理工工学 工学総合生物 総合生物農学 農学医歯薬学 医歯薬学
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発表日:2026年7月15日
1
逃げるオキアミ、追うペンギン
〜南極の海氷下での捕食行動のダイナミクス〜
国立極地研究所の渡邊日向特任研究員、高橋晃周教授、京都大学フィールド科学教育研究センターの高木淳一特任助教の研究チームは、バイオロギングを用いて南極のアデリーペンギン(以下、ペンギン)が海氷下で遊泳する軌跡とナンキョクオキアミ(以下、オキアミ)を捕食する行動を詳しく解析しました。その結果、潜水を繰り返すうち、ペンギンはオキアミを捕えるために海氷の割れ目から次第により深く、より遠くまで潜る必要があることが明らかになりました。一方で、ペンギンが捕食したオキアミの群れの密度は大きく変わらず、オキアミがペンギンの捕食を逃れるためにより深く遠い場所へ移動した可能性が示唆されました。さらに、このようなオキ...
キーワード:食行動/海氷/極地/ダイナミクス/ペンギン/バイオロギング
他の関係分野:複合領域環境学工学農学
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発表日:2026年6月17日
2
宇宙空間のプラズマ波動の源を可視化する「リング状に拡大する脈動オーロラ」を世界で初めて発見
栗田怜 生存圏研究所准教授、松岡彩子 理学研究科教授、今城峻 同助教、細川敬祐 電気通信大学教授、名古屋大学、国立極地研究所、金沢大学、東北大学などを中心とする国際共同研究グループは、フィンランドのソダンキュラに設置されている全天型オーロラ撮像装置と、地球磁気圏を観測する探査衛星「あらせ」(ERG)による観測によって、これまでに報告例のない「リング状に急速拡大する脈動オーロラ」の観測に成功しました。宇宙や地上からの観測を統合的に解析することによって、この巨大なリング状のオーロラは、宇宙空間で発生する自然のプラズマ波動である「コーラス波」の波源領域そのものが急速に拡大することによってつくられたも...
キーワード:電気通信/極地/時間分解/地球磁気圏/オーロラ/プラズマ波動/磁気圏/衛星/時間分解能/分解能/イミン
他の関係分野:情報学環境学数物系科学総合理工工学
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発表日:2026年6月12日
3
リュウグウ粒子は地球帰還後わずか数週間で顕著な変質が生じる
―宇宙から持ち帰った試料が地球環境で急速に変化することを解明―
野口高明 理学研究科教授、三宅亮 同教授、伊神洋平 同准教授、松本徹 白眉センター/理学研究科特定助教、宮原正明 広島大学准教授、海洋研究開発機構高知コア研究所、分子科学研究所、大阪公立大学、国立極地研究所の共同研究グループは、探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから持ち帰った粒子について、大気曝露実験と電子顕微鏡・放射光X線分光分析を行い、地球帰還後、数週間のうちに変質が始まり、数か月のうちに周囲の鉱物や有機物へ影響が広がることを明らかにしました。 本研究では、リュウグウ粒子中の磁硫鉄鉱が最初に酸化し、鉄・酸素に富むアモルファス変質層を形成するとともに、その反応が周囲のフィロケイ酸...
キーワード:極地/海洋/リュウグウ/炭素質コンドライト/放射光/放射光X線/X線分光/衛星/小惑星/惑星/隕石/地球環境/アモルファス/はやぶさ2/電子顕微鏡/分光分析/有機物
他の関係分野:環境学数物系科学工学
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発表日:2026年4月14日
4
沈み込み帯誕生時の地殻形成プロセスを示す岩石・地球物理学的証拠を発見
―海底下の「2つの地殻」を可視化―
都市社会工学専攻の神谷奈々 助教は、国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 河村知彦、以下「JAMSTEC」という。)地震火山研究部門の赤松祐哉 研究員、道林克禎 客員研究員、国立極地研究所/総合研究大学院大学の藤井昌和 助教、国立研究開発法人産業技術総合研究所、大阪公立大学、名古屋大学、神戸大学と共同で、沈み込み帯誕生直後の前弧地殻が、複数の異なる火山活動によって形成されたことを示す岩石物理・地球物理学的証拠を初めて示しました。沈み込み帯の誕生は、地球のプレートテクトニクスの始まりに関わる重要な転換点です。大陸や日本列島の成り立ちを理解するためには、沈み込み帯誕生直後に地殻がどの...
キーワード:社会工学/極地/海洋/地下構造/IODP/テクトニクス/プレートテクトニクス/火山活動/地震波/地震波速度/地震波速度構造/沈み込み/沈み込み帯/日本列島
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学
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発表日:2026年4月7日
5
北極域の氷河前縁は “ご馳走スポット”
—アザラシの胃内容物が示す初の直接証拠—
櫻木雄太 野生動物研究センター特定助教、三谷曜子 同教授、小川萌日香 国立極地研究所特任助教らの研究チームは、北極域で狩猟生活を営むイヌイットとの協働により、狩猟で得られたワモンアザラシの胃内容物を調べ、捕獲場所と食性の関係を解析しました。その結果、氷河前縁付近で捕獲されたアザラシは、沖合で捕獲された個体よりも多くの餌を食べていたことが明らかになりました。これは、アザラシたちが氷河前縁で集中的に採餌していることを示す初めての直接証拠です。さらに、氷河前縁では主にホッキョクダラ、沖合では動物プランクトンを食べていることも明らかとなり、場所による採餌対象種の違いが初めて示されました。本研究は、気候...
キーワード:極域/極地/海洋/気候変動/哺乳類/アザラシ/生態系/プランクトン/海洋生態/海洋生態系/動物プランクトン
他の関係分野:環境学数物系科学農学
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発表日:2025年8月24日
6
清浄な南極地域でもヘイズ現象が出現
―大気化学過程・雲過程を介して気候変動に与える影響も―
矢吹正教 生存圏研究所特定研究員、原圭一郎 福岡大学助教らの研究チームは、1997から2022年の間に南極昭和基地に出現した南極ヘイズの特徴、その発生要因、南極ヘイズの大気化学過程へのインパクトを明らかにしました。 本研究チームによる解析の結果、南極ヘイズ現象は、荒天・強風時に寿命が1年以内の海氷域から大気へ大量の海塩エアロゾル(以下、「海氷起源海塩エアロゾル」)が放出された結果出現することが明らかとなりました。昭和基地の地上付近では、南極ヘイズ現象は主に5-10月に出現し、昭和基地上空の4km付近まで分布していたことが分かりました。さらに南極ヘイズ現象時には、日射環境下では海塩エア...
キーワード:海氷/極域/極地/気候変動/大気化学/オゾン/モニタリング/寿命
他の関係分野:環境学数物系科学工学
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発表日:2025年8月9日
7
リュウグウに残された“衝撃の痕跡”を再現
―実験で迫る原始太陽系小天体の衝突の記憶―
野口高明 理学研究科教授、松本徹 白眉センター/理学研究科特定助教、三宅亮 理学研究科准教授、伊神洋平 同助教は、広島大学、国立極地研究所、物質・材料研究機構、海洋研究開発機構、大阪公立大学と共同で、小惑星リュウグウに似た「CIコンドライト」という種類の隕石に小惑星同士の衝突を模擬した人工的な衝撃を加える実験を行いました。この隕石は、小惑星リュウグウと似た物質や化学組成を持っています。今回の実験により、リュウグウの粒子で確認された衝突による特徴を再現することに成功しました。 小惑星リュウグウに代表されるC型小惑星は、水を含んだ鉱物と炭素を含む岩石でできており、その構成は「CIコンドラ...
キーワード:極地/海洋/リュウグウ/化学組成/小惑星/太陽/太陽系/惑星/隕石/ひび割れ/電子顕微鏡/二酸化炭素
他の関係分野:環境学数物系科学工学