|
検索したキーワードがページ内でハイライトします。
| RESET |
研究分野:数物系科学 に関係する研究一覧:25件
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月29日 この記事は2026年6月12日号以降に掲載されます。
1
未来を分かつ転換点を捉える数学基盤を確立 いつ、どこで介入すべきかの手がかりに(大学院理工学研究科 横山知郎教授)
この記事は2026年6月12日号以降に掲載されます。
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月19日
2
光の“力”でタンパク質を積み上げる
―秩序的に動くタンパク質ネットワークを作製するための新技術―(大学院理工学研究科 川村隆三 准教授)
大阪大学大学院工学研究科の吉川洋史教授、埼玉大学大学院理工学研究科の川村隆三准教授らの研究グループは、レーザーの力学的作用により、狙った場所・時間にタンパク質を集合・配列させ、細胞内に存在するようなタンパク質の動的な繊維状ネットワークを人為的に作製することに成功しました。細胞内ではタンパク質が繊維状ネットワーク(細胞骨格)を形成し、それが集団的に動くことで、細胞の運動や増殖などに重要な役割を果たしています。これまでも、生体外でタンパク質の繊維状ネットワークを作製し、その構造と機能との相関を詳細に調べる研究が盛んに行われてきました。しかし従来の方法は、タンパク質分子任せで繊維状ネ...
キーワード:物質科学/内部構造/物質輸送/レーザー/ロボット/細胞運動/微小管/チューブリン/細胞骨格/細胞分裂
他の関係分野:工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月12日
3
光合成で「バイオ燃料」を産み、細胞外へ放出する微細藻類を開発
―回収エネルギーを大幅削減、セルフクローニング技術で早期の社会実装へ―(大学院理工学研究科 西山佳孝教授)
埼玉大学大学院理工学研究科の西山佳孝教授らの研究グループは、大成建設株式会社の山本哲史チームリーダー、中部大学の愛知真木子准教授、かずさDNA研究所の池田和貴グループ長らと共同で、バイオ燃料の原料となる遊離脂肪酸(FFA)を、光合成によって細胞外へ効率よく放出する革新的なラン藻(4)(微細藻類)を開発しました。 本研究では、細胞内の膜脂質を分解する酵素「リパーゼ」と、脂肪酸を細胞外へ汲み出す「RND型ポンプ(5)」という、藻類が本来持っている遺伝子の働きを強化する「セルフクローニング技術」を用いました。これにより、外来遺伝子を含まない、産業利用に最適...
キーワード:光エネルギー/海洋/湖沼/バクテリア/シアノバクテリア/ラン藻/光合成/葉緑体/カーボンニュートラル/カーボン/二酸化炭素/二酸化炭素/モデル生物/環境応答/形質転換/バイオ燃料/微細藻類/微生物/遺伝子操作/膜脂質/リパーゼ/クローニング/バイオテクノロジー/脂肪酸/ゲノム/遺伝子/脂質
他の関係分野:環境学生物学工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月10日
4
シアノバクテリアの「SOS応答」に潜む予期せぬ多様性
―DNA修復の司令塔LexAが辿った進化の分かれ道―(大学院理工学研究科 日原由香子 教授)
多くの細菌では、紫外線や薬剤によりDNAが傷つくと、DNA修復遺伝子の発現が速やかに誘導される「SOS応答」と呼ばれる緊急システムが起動すること、転写因子LexAがそのスイッチとして働くことが知られていますが、地球の大気に酸素をもたらした最古の光合成生物であるシアノバクテリアについては、SOS応答の実態は不明でした。埼玉大学大学院理工学研究科の日原由香子教授の研究グループは、3種類のシアノバクテリアに紫外線を照射した後の応答を比較することで、シアノバクテリアではSOS応答がゆっくり起動されること、またその調節方法が多様化しており、LexAをスイッチとして使う種がいる一方で、LexAを使...
キーワード:バクテリア/惑星/シアノバクテリア/遺伝情報/系統樹/光合成/種分化/植物生理学/葉緑体/機能分化/分子系統/紫外線/物質生産/リボソーム/RNAポリメラーゼ/DNA修復/mRNA/分子機構/DNA損傷/RNA/アミノ酸/転写因子/ストレス/遺伝子/遺伝子発現/細菌/生理学
他の関係分野:生物学工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月3日
5
新しい横型熱電変換材料MoSi₂を発見
~磁場不要で高い熱電変換効率を実現、熱流センサーへの応用に期待~(大学院理工学研究科 佐藤 芳樹助教 共同研究)
東京理科大学大学院 創域理工学研究科 先端物理学専攻の眞子 日佳里氏(2024年度 修士課程修了)、大隅 翔也氏(修士課程2年)、東京理科大学 創域理工学部 先端物理学科の吉田 章吾助教、岡崎 竜二准教授、埼玉大学 大学院理工学研究科 物質科学部門の佐藤 芳樹助教の共同研究グループは、横型熱電変換材料の候補物質として、MoSi2(二ケイ化モリブデン)を新たに見出し、磁場を必要としない理想的な横型熱電材料であることを実証しました。熱電変換とは、熱と電気を相互に変換可能な技術であり、排熱を利用したエネルギー創製や、熱流センシングなどにすでに活用されています。熱...
キーワード:熱電効果/物質科学/磁場/モリブデン/耐熱性/熱電変換材料/電気伝導/熱電材料/熱電変換/センサー/センシング/第一原理/第一原理計算
他の関係分野:化学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月16日
6
高湿度下での葉内の水集積をめぐる植物と病原細菌の攻防を解明 気孔を開いて水を排出させる酵素の遺伝子発現が標的だった
~気候変動時代の病害防除への貢献に期待~ (大学院理工学研究科 豊田正嗣 教授 共同研究)
奈良先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科 バイオサイエンス領域の安田 盛貴助教、西條雄介教授らの研究グループは、理化学研究所環境資源科学研究センターの岡本昌憲 チームディレクター、東京農業大学生命科学部バイオサイエンス学科の篠澤章久助教、四井いずみ助教、埼玉大学大学院理工学研究科の豊田正嗣教授らとの共同研究により、植物の病害が深刻化する高湿度環境において、植物と病原細菌が繰り広げる攻防の仕組みの一端を明らかにしました。葉に感染する病原細菌の多くは、葉の内部の細胞と細胞のすき間で増殖して病気を引き起こしますが、高湿度下では葉の内部で自分たちの周囲に水を集める「 水浸漬(みずし...
キーワード:気候変動/アブラナ科/シトクロム/クロム/カルシウムイオン/P450/シロイヌナズナ/環境応答/抵抗性/ホルモン/分子標的/カルシウム/受容体/転写因子/免疫応答/遺伝子/遺伝子発現/細菌
他の関係分野:生物学工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月16日
7
室温固体材料で世界最高水準の核スピン偏極率61%を達成
―次世代量子技術への応用に期待― (大学院理工学研究科 上坂友洋連携教授)
理化学研究所(理研)開拓研究所上坂スピン・アイソスピン研究室の立石健一郎研究員(仁科加速器科学研究センター核反応研究部研究員)、上坂友洋主任研究員(仁科加速器科学研究センター核反応研究部部長、埼玉大学大学院理工学研究科連携教授)、埼玉大学大学院理工学研究科の大塚脩司大学院生(研究当時)、東京大学大学院工学系研究科附属ナノシステム集積センターの黒澤俊介特任准教授(東北大学ニュートリノ科学研究センター客員准教授)、東北大学ニュートリノ科学研究センターの山路晃広学術研究員の共同研究グループは、室温(293ケルビン、約20℃)における比較的弱い磁場(0.64テスラ[1])条件下で...
キーワード:スピン偏極/原子核/高エネルギー/磁気共鳴/磁気秩序/加速器/ニュートリノ/磁場/励起状態/アントラセン/核スピン/レーザー照射/光励起/有機結晶/スピン/マイクロ/マイクロ波/レーザー/永久磁石/水素原子/放射線耐性/核磁気共鳴/放射線
他の関係分野:化学総合理工工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月11日
8
水の赤外光物性を定量的に計算可能な手法を開発
―地球大気や星間空間の水の構造解明に貢献―(大学院理工学研究科 山口祥一 教授 共同研究)
東京大学大学院総合文化研究科の持田偉行フィッチ大学院生、羽馬哲也准教授、埼玉大学大学院理工学研究科応用化学プログラムの高山哲侑大学院生、山口祥一教授らの研究グループは、量子古典混合法と呼ばれる理論計算手法を用いて、水の赤外光物性[赤外光を照射した際に見られる特徴的な性質、ここでは特に複素屈折率や吸収断面積など]を定量的に計算する方法を新たに開発しました。本計算手法を用いることで、界面の影響を考慮する難しさからこれまで困難であった水の微粒子や薄膜の赤外スペクトルを理論的に予測することが可能になり、その構造について分子レベルで明らかにすることができます。水や氷の微粒子は、地...
キーワード:地球科学/光物性/スペクトル/星間塵/赤外スペクトル/太陽/太陽系/天文学/惑星/彗星/赤外分光/赤外分光法/光吸収/赤外光/誘電率/ナノサイズ/屈折率/電磁波/微粒子
他の関係分野:環境学化学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月10日
9
高性能レーザー計測で捉えた放電発生初期の超高速現象
-雷現象から医療・農業応用にまで供する実験ベンチマークを提示-(大学院理工学研究科 稲田優貴 准教授、塩田達俊 准教授)
本研究では、高時間分解能を有する複数のレーザー計測技術を駆使することで、幅広い領域で研究が進められているストリーマ放電においてそのダイナミクスを支配する電子密度と電界を世界で初めてセットで直接計測することに成功しました。実験には再現性の高い単一フィラメント状の放電を用い、2次元電子密度分布と1次元電界分布を取得し、相互に整合することを実証しました。さらに、これらの実験結果は従来の理論・数値計算モデルでは予測されていなかった新しい電荷・電界構造であることを明らかにし、既存モデルの妥当性検証・改良・精緻化に資する実験的ベンチマークを提示しました。本研究は埼玉大学大学院理工学研究科 稲田優貴...
キーワード:ベンチマーク/計算モデル/時間分解/超高速現象/イオン化/干渉計/数値計算/時間分解能/前駆体/ストリーマ/高調波/第2高調波発生/電界分布/計測技術/ダイナミクス/ナノメートル/フェムト秒/フェムト秒レーザー/レーザー/レーザー計測/屈折率/光学素子/分解能/高性能レーザー/FISH/妥当性
他の関係分野:情報学総合理工工学総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月28日
10
有機伝導体が示す電荷ガラス状態からの2次元結晶化
-ガラス物理の新現象-(大学院理工学研究科 谷口弘三教授、道村真司准教授、小林拓矢助教 共同研究)
電荷のフラストレーション効果を持つ層状有機伝導体において観測される「電荷ガラス状態」の経時変化が、通常のガラスに見られる単純な結晶化ではなく、二次元的な結晶化であることが明らかにされました。これまでの研究では、電気抵抗測定、核磁気共鳴(NMR)測定、ラマン分光測定など、電荷に敏感な手法によってその性質が調べられてきました。これに対し今回の研究では、電荷の自由度とは異なる観点から磁化率に着目し、電荷ガラス状態の経時変化を詳細に解析しました。その結果、電荷ガラス相とも、既知の三次元的な電荷秩序相とも異なる、磁化率がそれらよりも大きな値を示す第三の相の存在が見出されました。さらに、電気抵抗率の異方性...
キーワード:結晶格子/フラストレーション/幾何学/三角格子/磁気共鳴/低次元/低次元系/電荷ガラス/電荷秩序/X線回折/異方性/磁化率/ラマン/幾何学的フラストレーション/有機伝導体/有機分子/分光測定/電気抵抗/電気伝導/結晶化/相変化/ガラス状態/ラマン分光/ラジカル/核磁気共鳴
他の関係分野:総合理工工学総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月20日
11
植物の葉緑体で"逆変換"酵素を発見
~光合成やストレス応答の理解・応用に新たな道~(大学院理工学研究科 川合真紀教授 共同研究)
NAD(P)(H)は、光合成や酸化ストレス応答など、植物の生命活動に欠かせない「電子のやり取り」に関わる重要な補酵素です。これまでNAD(H)をリン酸化してNADP(H)を作る酵素(NADキナーゼ)は知られていましたが、NADP(H)を脱リン酸化してNAD(H)に戻す酵素については、その正体が長年不明でした。埼玉大学を中心とする研究チームは、モデル植物シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)において、CCR4Cというタンパク質が葉緑体内でNADP(H)を脱リン酸化する酵素(NADPホスファターゼ)であることを明らかにしました。この発見は、植物が光合成...
キーワード:光エネルギー/太陽/チラコイド膜/光合成/電子伝達/葉緑体/太陽光/二酸化炭素/酸化酵素/リン酸/変異体/シロイヌナズナ/ホスファターゼ/脱リン酸化/キナーゼ/ストレス応答/リン酸化酵素/活性酸素/受容体/電子伝達系/ストレス/酸化ストレス/脂質
他の関係分野:環境学生物学総合理工工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月7日
12
理工学研究科 前田公憲准教授、長嶋宏樹助教が研究者として参加する研究領域「量子キラル変換」が戦略的創造研究推進事業 総括実施型研究(ERATO)に採択
9月26日、大学院理工学研究科 前田公憲准教授、長嶋宏樹助教が研究者として参加する研究領域「量子キラル変換」が、令和7年度戦略的創造研究推進事業 総括実施型研究(ERATO)に採択されました。「量子キラル変換」の研究総括は、山本 浩史 自然科学研究機構 分子科学研究所 協奏分子システム研究センター教授となります。本研究はキラリティ注1)(掌性)という自然界の根源的な対称性が破れた物質の中を通過した電子のスピンが偏極する現象、CISS効果注2)の根源的な原理を解明し、それを通じて、電子スピン、フォノン、光などにおけるキラル情報の...
キーワード:エンタングルメント/コヒーレンス/磁気共鳴/対称性/磁場/分子構造/キラル/電子移動/磁場効果/フォノン/選択性/スピン/スピントロニクス/センシング/量子力学/分子システム/結晶構造/ラジカル/光誘起電子移動/生体分子/電子移動反応
他の関係分野:化学総合理工工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月2日
13
研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)産学共同ステージⅡに採択
~ものづくり産業における効率化による開発期間短縮とコスト低減に貢献~(大学院理工学研究科 横山知郎 教授 共同研究)
京都大学、埼玉大学(大学院理工学研究科 横山知郎教授)、富山大学、ダイキン工業、BIPROGYの産学共同研究テーマ「産業流体装置開発を加速する流線トポロジカルデータ解析ソリューション」が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)による「研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)2025年度産学共同ステージⅡ(本格フェーズ)のICT、電子デバイス、ものづくり分野」に採択されました。本共同研究では、数理科学の成果である流線トポロジカルデータ解析を発展させ、ダイキン工業の空調用圧縮機において、内部の複雑な流れの本質的なスケルトン構造を高速かつ効率的に抽出す...
キーワード:アルゴリズム/数理科学/データ解析/流体シミュレーション/トポロジカル/電子デバイス/省エネ/シミュレーション/装置開発/ICT
他の関係分野:情報学総合理工工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月26日
14
IJIE-GAPファンドプログラム2025ステップ1に採択されました
信州大学を主幹機関とし、本学も共同機関として参画している地方大学発スタートアップ創出プラットフォーム「Inland Japan Innovation Ecosystem(通称:IJIE(アイジー)、概要:https://ijie.jp/about/)」のIJIE-GAPファンドプログラム2025ステップ1に、本学から3件の研究開発課題が採択されました。...
キーワード:太陽/ペロブスカイト太陽電池/ペロブスカイト/太陽電池/電池/聴覚/ラット/ストレス/感染症
他の関係分野:総合理工工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月26日
15
光合成が強光ストレスに応答して膜脂質転換を行う機構を解明
-光合成生物の膜脂質改変技術の開発へ-(大学院理工学研究科 神保 晴彦助教 共同研究)
光合成生物は、環境ストレスに応答することで、光合成活性を最適化しています。光合成の場であるチラコイド膜においては、強光や低CO2などの環境変化に応じて膜脂質組成が変化することで光合成活性が制御されていると考えられますが、その分子機構については不明です。本研究では、光合成微生物であるシアノバクテリアを用いて、糖脂質の前駆体であるジアシルグリセロール(DAG)をリン脂質の前駆体であるホスファチジン酸(PA)へ変換するDAGキナーゼ(DGK)の変異株を作出し、強光ストレス応答における膜脂質転換の役割について解明しました。dgkA変異株では、強光ストレス下におけ...
キーワード:最適化/環境変化/バクテリア/二量体/キノン/光化学/クロロフィル/シアノバクテリア/チラコイド膜/光化学系I/光化学系II/光合成/電子伝達/前駆体/二酸化炭素/分子機械/環境ストレス/変異株/微生物/ジアシルグリセロール/糖脂質/膜脂質/分子機構/キナーゼ/ストレス応答/リン脂質/ストレス/脂質
他の関係分野:情報学複合領域化学生物学工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月24日
16
ペプチド伸長因子が光合成のストレス耐性の決定因子であることを解明
―植物のストレス応答の機構解明に向けて―(大学院理工学研究科 西山佳孝教授)
埼玉大学大学院理工学研究科の西山佳孝教授の研究グループは、光合成の環境ストレス耐性にペプチド伸長因子が重要な役割を果たすことを明らかにしました。この研究では、タンパク質合成系を構成するペプチド伸長因子EF-GおよびEF-Tuが酸化傷害を受けるメカニズムや、これらのペプチド伸長因子の酸化が光合成に与える影響が詳細に解明されました。これらの重要な発見について、関連する知見とともに総説としてまとめられました。本成果は、光合成の環境ストレス応答機構の解明に向けた大きな一歩となることが期待されます。本成果は、2025年8月21日にCell Press刊行の植物科学専門誌『...
キーワード:光エネルギー/バクテリア/太陽/光化学/タンパク質合成/tRNA/クロロフィル/シアノバクテリア/チラコイド膜/光化学系I/光化学系II/光合成/光阻害/電子伝達/紫外線/酸化還元/二酸化炭素/EF-Tu/タンパク質合成系/リボソーム/生体内/エネルギー変換/環境ストレス/ストレス耐性/カロテノイド/mRNA/Gタンパク質/RNA/アミノ酸/ストレス応答/ストレス/脂質
他の関係分野:環境学化学生物学工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月2日
17
テンソルネットワーク学習法で切り拓く量子多体問題の新たな解析手法
-複雑な内部自由度を持つ量子系のための新たなアルゴリズム-(大学院理工学研究科 石田洋音大学院生、品岡寛准教授)
本研究は埼玉大学大学院理工学研究科の石田洋音大学院生と岡田夏希大学院生(現:千葉大学大学院融合理工学府大学院生)、および同大学の星野晋太郎助教(現:千葉大学大学院理学研究院 准教授)、品岡寛准教授との共同研究で実施され、アメリカの国際学術誌『Physical Review Letters』に7月22日付けでオンラインにて掲載されました。ファインマンダイアグラムは、物質中の電子の振る舞いを記述する基本的な枠組みです。しかし、その数値的評価には多次元積分が含まれ、複雑な系では計算コストが非常に高くなります。これまでは確率的な手法による精度の問題や、計算コスト増大という課題を抱えてい...
キーワード:情報量/アルゴリズム/テンソルネットワーク/多体問題/数値計算/軌道自由度/フォノン/シミュレーション/量子力学
他の関係分野:情報学総合理工工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月29日
18
食虫植物ハエトリソウの初動力学を解明
~運動の3次元再構築による弾性膜エネルギーの抽出に成功~(大学院理工学研究科 豊田正嗣教授、須田啓助教 共同研究)
食虫植物のハエトリソウは虫を捕まえる際に1秒以内の瞬間的な閉じる運動(閉合運動)を行います。この葉が急速に閉じる現象は、外側に湾曲した葉が反り返ることによって急速に状態遷移を起こす座屈(ざくつ)不安定性(1)によって引き起こされると考えられてきました。しかしながら、外側に湾曲していない葉も閉じる能力があることから、葉がどのような仕組みで閉じるかは完全には解明されていませんでした。本研究では、秋田県立大学の津川暁助教と埼玉大学の豊田正嗣教授、須田啓助教らが協働することで、ハエトリソウの閉合運動を3次元再構築する方法や、運動を再現する弾性力学の推定法の開発に成...
キーワード:平均曲率/ガウス曲率/力学モデル/バイオミメティクス/ロボット/ロボティクス/動力学/ソフトロボティクス
他の関係分野:工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年6月23日
19
電子情報通信学会 複雑コミュニケーションサイエンス研究会 奨励賞を受賞(大学院理工学研究科 山上 智輝 助教)
大学院理工学研究科の山上 智輝 助教が、6月13日(金)〜14日(土)に行われたNOLTAソサイエティ大会において、2024年度複雑コミュニケーションサイエンス研究会奨励賞を受賞しました。複雑コミュニケーションサイエンス (CCS) 研究専門委員会は電子情報通信学会の常設研究会で、情報通信技術や通信環境から神経系などのネットワークシステムまで広範な研究対象を扱っています。本奨励賞は、2024年度に行われたCCS研究会において発表された口頭発表の中から、CCS研究会技術報告の中の論文と発表を総合的に勘案して、優秀な若手研究者を選定し表彰するものです。...
キーワード:情報通信/確率過程/神経系/ネットワークシステム/情報通信技術/コミュニケーション
他の関係分野:複合領域生物学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年6月14日
20
ルイ・パスツールもきっと驚く!?左右を選別するナノ光ピンセットによるキラル結晶化制御の可能性を示唆(大学院理工学研究科 川村隆三 共同研究)
キラリティという、右手と左手の関係のように鏡合わせの構造同士が異なる性質は、自然界に普遍的に存在し、生命の起源、創薬やスピントロニクス(注4)とも関わる重要な性質です。東北大学多元物質科学研究所の新家寛正助教と中川勝教授らの研究グループはこれまでに、円偏光(注5)照射によりMie共鳴(注6)の励振された誘電体メタ表面上で水溶液からのキラル結晶化(注7)を誘起すると、円偏光のみの場合よりも結晶の利き手が大きく偏る現象を発見していました(...
キーワード:水溶液/対称性/物質科学/核形成/生命の起源/磁場/直線偏光/キラル/らせん構造/円偏光/表面プラズモン共鳴/対称性の破れ/ナノ結晶/ナノ構造体/プラズモン/金属ナノ構造/表面プラズモン/誘電体/光照射/光学特性/スピン/スピントロニクス/ナノ構造/ナノ粒子/屈折率/結晶化/微細加工/光ピンセット/微細加工技術/近接場/結晶構造/創薬/細菌
他の関係分野:化学総合理工工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年6月6日
21
新しい反応速度解析技術で高薬理活性DNAを創出
~動的キャピラリー電気泳動法によるDNAアプタマー -タンパク質三元錯体の精密解析と応用~(大学院理工学研究科 齋藤伸吾教授、鈴木陽太助教)
埼玉大学大学院理工学研究科の齋藤伸吾教授、鈴木陽太助教の研究グループは、東京大学大学院総合文化研究科の吉本敬太郎准教授らとの共同研究で、タンパク質と二つのDNAとの複合体(三元錯体)の結合能を精確に測定する方法を開発し、最も性能の高い薬理活性を有するDNA分子を開発することに成功しました。DNAアプタマーとは特定のタンパク質に結合する短い一本鎖DNA分子です。一つのタンパク質に二種類のアプタマーが同時に結合して三元錯体を形成することも有ります(図1)。本研究グループは、動的キャピラリー電気泳動法(CE)を使って、三元錯体の結合部位の判別や反応速度測定を可能とする新規技術を初めて...
キーワード:化学物質/精密測定/キャピラリー電気泳動/電気泳動/反応速度/シリカ/センサー/核酸医薬/生体分子
他の関係分野:環境学化学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年5月27日
22
超巨大ブラックホールが撃ち出す超高速のガスの弾丸(大学院理工学研究科 田代信教授、寺田幸功教授、勝田哲准教授 共同研究)
あらゆる銀河の中心に存在する超巨大ブラックホールは、銀河と密接に関わり合いながら共に進化してきたとされています。この現象は「銀河とブラックホールの共進化」と呼ばれており、宇宙物理学における大きな謎の1つです。この謎を解く鍵と考えられているのが、ブラックホールから周りの領域にガスを強く吹き飛ばす「アウトフロー」もしくは「風」と呼ばれる現象です。この風が、周りのガスを温めたり押し退けたりすることで、銀河の星形成を抑止するのではないかと考えられているのです。風がブラックホール自身や銀河の進化にどんな影響を与えるのかを理解するには、ガスの運動やエネルギーを精密に測定する必要があります。...
キーワード:X線分光/ブラックホール/宇宙物理学/衛星/巨大ブラックホール/銀河/星形成/赤外線/太陽/超巨大ブラックホール/共進化
他の関係分野:生物学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年3月12日
23
物理実験で検証:拍手による音と流れ
―Science Newsに論文が紹介されました(大学院理工学研究科 木山景仁准教授)
Science Newsに大学院理工学研究科 木山景仁准教授が携わった研究を紹介する記事が掲載されました。この論文は、以下に示すように、私たちが日常的に行っている拍手動作によって生じる音や空気の流動に関する物理実験を報告したものです。紹介記事はこちらからご覧いただけます。なお、本論文は...
キーワード:産学連携/数値計算/シリコン/周波数
他の関係分野:複合領域工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年2月26日
24
ケンタウルス座銀河中心部の高温ガスの流れと銀河団の形成過程
大学院理工学研究科 田代信教授、寺田幸功准教授、勝田哲准教授
私たちが暮らす宇宙は物質同士の間に働く重力等の影響を受けて、絶えず成長し続けています。星の集まりである「銀河」も、銀河の集まりである「銀河団」も暗黒物質(ダークマター)の重力によって形成されます。銀河団内では暗黒物質の強い重力に閉じ込められたガスが摂氏数千万度と非常に高温になりX線を放射しています。銀河団は衝突・合体を繰り返し現在も成長を続けていると考えられていますが、今回初めて、その直接的証拠を、XRISMにより銀河団中心部を観測することで明らかにしました。銀河団の中心部はX線で非常に明るいため、そのX 線放射によりエネルギーを放出してガスの温度が下がる(放射冷却現象)はずですが、温度が高く...
キーワード:産学連携/閉じ込め/X線分光/ダークマター/暗黒物質/衛星/観測装置/銀河/銀河団/銀河中心/赤外線
他の関係分野:複合領域
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年2月25日
25
井上研究奨励賞を受賞(大学院理工学研究科 佐藤芳樹助教)
大学院理工学研究科の佐藤芳樹助教が、公益財団法人井上科学振興財団の「井上研究奨励賞」を受賞しました。井上科学振興財団は、井上節子氏の浄財を基金として、1984年5月30日に発足され、若手研究者に対する奨励・支援と国際学術交流の促進に事業の重点を置き、活動されています。「井上研究奨励賞」は、理学、医学、薬学、工学、農学等の分野で過去3年の間に博士の学位を取得した37歳未満の研究者で、優れた博士論文を提出した若手研究者に対し贈呈される賞です。...
キーワード:産学連携/単結晶育成/結晶育成/金属間化合物/単結晶/結晶構造
他の関係分野:複合領域工学農学
埼玉大学 研究シーズ