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筑波大学 研究Discovery Saga
2026年10月23日

低分子化合物とタンパク質の結合性を簡便に調べるプラットフォームを開発

【注目の成果:共同研究・産学連携のためのチェックポイント】
肺外科手術後の肺瘻に対する新しい治療法につながるものであり、将来的には自然気胸などの治療への応用も期待
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
情報学複合領域工学総合生物農学医歯薬学
【持続可能な開発目標(SDGs)】
【Sagaキーワード】
インターフェース/自然言語/人工知能(AI)/タブレット/持続可能/持続可能な開発/エンジン/ドッキング/食品機能/スクリーニング/創薬/低分子化合物/スマートフォン
テクノロジー・材料
2026.10.22


(Image by S. Singha/Shutterstock)

概要

小さい分子と標的タンパク質の結合可能性を調べるために幅広い研究分野で活用されている計算手法である分子ドッキング法について、より手軽に研究活動に取り入れやすくすることを目指し、それぞれの目的や習熟度に応じた方法で実行できるプラットフォーム「Anyone Can Dock」を開発しました。
 分子ドッキング法は、小さい分子が標的タンパク質にどのように結合(ドッキング)する可能性があるかを調べるために、創薬や食品機能の解明、農業など幅広い分野で利用される計算手法です。しかし、そのためのソフトウェアの操作には多くの工程があり、これが分子ドッキング法の導入を難しくする要因となっていました。
 そこで本研究では、日常の研究活動において分子ドッキング法をより利用しやすくすることを目指し、誰もが自分に合った方法で実行できるプラットフォーム「Anyone Can Dock」を開発しました。研究者は、スマートフォン、タブレット、パソコンからシンプルなウェブインターフェースを利用して、迅速なドッキング計算や仮説検証を行うことができます。より多くの化合物をスクリーニングしたい場合や、異なる分子ドッキングの手法を比較したい場合には、Google Colabを利用して一括計算や複数のドッキングエンジンによる計算が実行可能です。また、高度な利用者はローカル環境やコマンドラインツールを用いたり、ChatGPTやClaudeをAIドッキングパートナーとして活用し、分子ドッキング法の実行や質問、計算結果の理解を自然言語で進めることもできます。

PDF資料

プレスリリース

研究代表者

筑波大学計算科学研究センター
Kowit Hengphasatporn(ヘンパサトポン コビット) 助教

掲載論文

【題名】
Anyone Can Dock: an online molecular docking tool for everyone
(Anyone Can Dock:誰もが使えるオンライン分子ドッキングツール)
【掲載誌】
Journal of Cheminformatics
【DOI】
10.1186/s13321-026-01306-2

関連リンク

計算科学研究センター