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金沢大学 研究Discovery Saga
2026年8月26日

巨大磁気嵐が地球大気由来の酸素イオンを宇宙へ大量輸送

―地球近傍でO+が90%以上を占める極端状態と新たな供給メカニズムを発見―

【注目の成果:共同研究・産学連携のためのチェックポイント】
巨大磁気嵐時における地球周辺宇宙環境の理解を大きく前進させるとともに、人工衛星障害や高エネルギー粒子環境変動に関わる宇宙天気研究への貢献が期待
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
環境学数物系科学工学
【Sagaキーワード】
環境変動/高エネルギー/高エネルギー粒子/磁気嵐/磁気圏/内部磁気圏/衛星/惑星/人工衛星
学術メディア創成センター/理工研究域先端宇宙理工学研究センター、教授 笠原 禎也KASAHARA, Yoshiya

概要

金沢大学学術メディア創成センター/理工研究域先端宇宙理工学研究センターの笠原禎也教授は、九州大学国際宇宙惑星環境研究センターの尾花由紀特任准教授などの研究グループと共同で、巨大磁気嵐(※1)中に発生した地球近傍の宇宙空間(内部磁気圏)において酸素イオン(O+)(※2)が異常増加する現象を世界で初めて発見しました。これは 2024年 5 月に発生した巨大磁気嵐を、ニュージーランドを中心とした地上磁力計観測網と、ジオスペース探査衛星「あらせ」(※3)の観測データとを組み合わせて解析することで実現した成果であり、巨大磁気嵐が地球大気由来のO+を宇宙へ大量輸送する、新たなO+供給メカニズムが存在することを示唆しています。
 これらの知見は、巨大磁気嵐時における地球周辺宇宙環境の理解を大きく前進させるとともに、人工衛星障害や高エネルギー粒子環境変動に関わる宇宙天気研究への貢献が期待されます。
 本研究成果は、Springer Nature社刊行の国際学術誌『Earth, Planets and Space』に2026年5月23日(土)(現地時間)に掲載されました。

研究詳細

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