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東北大学 研究Discovery Saga
2026年7月31日

乳がんから未来の女性たちの命を守るために20年にわたる乳がん検診の研究「J-START」の継続へ

-クラウドファンディングで、7万人以上の想いとデータを未来へつなぐ-

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
情報学複合領域工学医歯薬学
【持続可能な開発目標(SDGs)】
【Sagaキーワード】
クラウド/がん検診/持続可能/持続可能な開発/超音波/死亡率/追跡調査/内分泌/RCT/超音波検査/乳がん
2026年7月31日 11:00

研究者情報

〇大学院医学系研究科 准教授 原田成美
ウェブサイト

発表のポイント

40歳代女性を対象とした乳がん検診における超音波検査の有効性を検証するための大規模ランダム化比較試験(注1)(J-START)(注2)では、マンモグラフィと超音波を併用した検査による「乳がん死亡率の低下」を科学的に検証しています。
J-STARTの継続・発展に向けては長期追跡が不可欠ですが、適切に運用するためには、公的資金や大学の予算のみでは必ずしも十分に支えきれない、という現実に直面しており、2026年8月1日(土)から10月30日(金)まで、クラウドファンディングに挑戦します。
ご寄附をもとに、7万人以上の研究参加者の継続的な追跡調査を行うことで、乳がん検診の将来のあり方を左右する科学的根拠の創出を目指します。

発表概要

乳がんは日本の女性において最も罹患数の多いがんであり、特に40歳代の若年層における対策が急務となっています。東北大学大学院医学系研究科乳腺・内分泌外科学分野の原田成美准教授らの研究グループは、マンモグラフィ単独検診とマンモグラフィ+乳房超音波併用検診を比較する世界初・日本発の大規模ランダム化比較試験「J-START」を立ち上げ、20年間にわたり7万人以上の協力を得て研究を進めてきました。2026年2月には、マンモグラフィに超音波検査を追加することで進行乳がん(ステージII以上)の累積罹患率が約17%低下することを示す重要な科学的根拠を医学雑誌『The Lancet』に発表しました(参考文献)。
この度、公的研究費の削減や物価・郵送費の高騰という課題に直面していることを踏まえ、さらなる長期追跡と研究の継続・発展を目指し、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて寄附金の募集を開始します。

用語解説

注1. ランダム化比較試験(RCT):研究の対象者をランダムに複数のグループに分け、治療法や検診法の効果を科学的に最も厳密に検証する研究デザイン。
注2. J-START(Japan Strategic Anti-cancer Randomized Trial):乳がん検診における乳房超音波検査の有効性、乳がん死亡率減少効果を検証することを目的とした日本発の世界大規模なランダム化比較試験。

詳細(プレスリリース本文)

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学大学院医学系研究科
乳腺・内分泌外科学分野
准教授 原田 成美(はらだ なるみ)
TEL: 022-272-3011
Email: narumi.harada.a3*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室
TEL: 022-717-8032
Email: press.med*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)






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